今週土曜東京メインレースに組まれているのが、1着馬にチャンピオンズカップ優先出走権が与えられるG3の武蔵野ステークスです。今年はルメール騎手、デムーロ騎手、さらに短期免許で来日中のマーカンド騎手、ムーア騎手も騎乗馬が予定されており、長い直線の追い比べも楽しみなレースとなっています。
未知の魅力がある4連勝中のレモンポップは主戦の戸崎騎手を確保しており、先行して押し切る競馬が重賞でも通用するかどうか、試金石の一戦となりそうです。東京競馬場は圧巻の6戦6勝となっており、新星誕生なるか期待はかかりますが、ダート重賞は層が厚いだけに、あまりに人気するようなら危険な人気馬となるかもしれません。
また前走のエルムSで1番人気支持を受けながらも伸びきれず4着に敗れたブラッディーキッドも、連勝が止まったことで気楽な立場で乗れる可能性もあり、主戦の水口騎手にとっても再度の上位人気想定の馬でまたも馬券圏外は避けたいところでこちらも試金石の一戦となります。
勢いという意味で路線変更後の確変に期待して狙ってみたいのがオルフェーヴル産駒のギルデッドミラーです。芝のマイル前後で主に使われてきた馬ですが、頭打ちの内容が続いてからはダート路線に切り替えており、安定感ある走りを見せています。
JBCスプリントのダンシングプリンスで逃げ切り勝利を決めた三浦騎手が騎乗ということもあり、鞍上の勢いも期待できそうです。
収得賞金3550万円はダート重賞に安定して出走するにはやや心もとないだけに、ここで2着以内は先々を考えると必須といえそうなだけに、上位人気の一角を担いそうですが期待したいですね。