【ジャパンカップ2022】軽視禁物!侮れない狙い目の穴馬とは?

日曜の東京メインレースは第42回ジャパンカップです。今年は多くの外国勢が来日しての国際色豊かな競走となりました。

日本でもおなじみのオブライエン厩舎所属のブルームと、エリザベス女王杯でまさかのシンガリ負けを喫したマジカルラグーンは残念ながら回避となりましたが、オネスト、グランドグローリー、シムカミル、テュネスの4頭が出走予定となっており、中でもシムカミルはニエル賞でドウデュースに勝利、グランドグローリーは昨年コントレイル相手に5着と健闘しており、最近の傾向からは外国馬は人気しない傾向があるだけに、穴馬としては面白いかもしれません。

また、ドイツ血統のテュネスも、デビュー以来連を外しておらず、現在5連勝中となっており、中2週というタイトな条件にはなりますが、1600mから2800mまで幅広い距離に対応しており、日本競馬に適性があるかどうかも含め興味深い参戦といえそうです。

例年に比べると日本勢がやや小粒となっており、今年は秋の天皇賞を一叩きしたものの、どこまで良化しているかが注目となるダービー馬のシャフリヤールが日本代表といえそうで、復権がかかる3冠牝馬のデアリングタクトは、マーカンド騎手との新コンビで巻き返しをはかりますが、勝ち星に恵まれていない内容が続いており、新味が出るか注目です。

日本馬の中で人気薄が想定されるものの期待したいのは、マイル路線から中距離、さらに今回2ハロン延長で挑むトゥザグローリー産駒のカラテです。前走の天皇賞(秋)では末脚をしぶとく伸ばして6着に入っており、シャフリヤールとそこまで差のない競馬ができているだけに、人気が前走より落ちる今回は馬券妙味もありそうです。

昨年の東京新聞杯・1着、関屋記念・2着のようにマイル重賞路線で活躍してきた同馬ですが、2走前の新潟記念で初の2000mに挑戦し、見事に克服して同レースを快勝。距離を延ばしてもしっかり末脚を引き出すことができており、レースの幅を広げてきました。

ジャパンカップはさらに2F延長の2400mが最大のカギとなりそうです。距離がもつかどうかも気がかりではありますが、少なくとも動ける位置にはいてほしいところ。未知な部分が大きいですが、マイル時代から末脚は目を見張るものがあり、この距離でもあの脚が使えるなら軽視するのは危険かもしれませんね。