【JRA】3歳春G1出走ルール、2025年から変更へ

2025年から春の3歳G1の桜花賞、皐月賞、NHKマイルカップ、オークス、ダービーの出走馬決定方法が変更されることになりました。

これまではトータルの収得賞金順で決められてきましたが、芝競走での実績を重視する方針に転換。JRAの芝のオープン、重賞、1勝クラス、さらにパートⅠに定められている外国の芝競走で獲得した収得賞金順によって決まるようになります。

トライアルレースでの権利獲得についてはこれまでと変わらず変更はなく、2024年に3歳ダート3冠路線が整備されることを受けて、路線をきっちり分ける狙いがありそうです。

これまでは、ダート、芝関係なく収得賞金上位の馬から出走順が決まっていましたが、ダート重賞勝ち馬は、トライアルレースで権利を取らないと、3歳春の芝のG1に参戦するというケースは、2025年からはなくなることになります。

昨今では芝、ダートともに高額な賞金が組まれるレースが日本含め海外でも増えていることもあり、日本からも今年はクラウンプライドはじめ3歳春から海外遠征をしています。

JRAではダート馬が出走しやすいレースが春先にはユニコーンSくらいしかないこともあり、ダート適性が高い馬がどこを使えばいいのか悩みの種となっていましたが、まだ少し先の話になるものの各陣営のローテーションの組み方は今後変わってきそうで、どのような3歳春を迎えるのかも興味深い決定となりそうです。