早いもので今年も残すところわずか、というわけで全日本2歳優駿が近づいています。今年の2歳は意外や意外、道営馬ががんばっています。タイニーダンサーがエーデルワイス賞、北海道2歳優駿と人気薄ながら連勝。芝でも函館2歳Sで4着など、牝馬ですがかなりの能力を秘めていると思われます。また所属する角川厩舎にはスティールキングもおり、北海道2歳優駿では同厩舎ワンツーフィニッシュを決めています。
対するJRA勢はヘヴンリーロマンス産駒のラニが連闘でカトレア賞を制し、全日本2歳優駿に登録していますが、残念ながら賞金不足の補欠1番手。せっかく連闘して2勝目をあげたのですが、このムリがあとあと響かないことを祈ります。サウンドスカイがJRA勢の中では一番手になりそうです。
そして、やはり忘れてはならないのが南関東所属馬。大物ポッドガイの登場です。父パイロは初年度産駒がなんと勝率80%をたたき出している種牡馬で、産駒にはダート専用馬が多いでしょうが、見逃せない種牡馬の1頭です。そのポッドガイ、6戦6勝で全日本2歳優駿に参戦することになりました。デビュー戦からすべて1番人気での優勝、なおかつ馬場も不問で良、重馬場ともに結果を出しているのも強み。何より地元川崎で行われるのも有利です。
さすがに今年は川崎・道営馬が強い、とみます。カジノドライヴ産駒のコウエイテンマ、武豊騎手想定のオーマイガイもJRAからは参戦ですが、今年の地方馬は層が厚い。たまには地方馬ワンツーの交流重賞も見たいところ。7連勝なるか、必見ですよ!