日曜の阪神メインは2歳牝馬チャンピオン決定戦、阪神ジュベナイルフィリーズが行われます。翌年の牝馬クラシック戦線の活躍馬を数多く輩出してきた注目度の高い一戦です。
今年も素質馬が多数集結。出世レースのアルテミスステークスの勝ち馬ラヴェルに2着馬リバティアイランド、札幌2歳ステークスの勝ち馬ドゥーラに2着馬ドゥアイズ、ファンタジーステークスの勝ち馬リバーラに2着馬ブトンドールなど重賞実績馬が多数参戦しており、重賞路線以外からも2戦2勝と底を見せていないモリアーナやウンブライルなど魅力的な馬ばかりです。
そんな中で注目しているのは、前走アルテミスステークスで9着と大敗しているミシシッピテソーロです。新馬戦、ダリア賞を連勝し2戦2勝の成績で臨んだアルテミスステークスで10頭立て5番人気で9着という結果に終わりました。勝ち馬からは1秒差なので、そこまで離された訳ではありませんが、素質馬候補争いにあっては、少しケチが付いた結果に終わりました。
しかし、今回ミシシッピテソーロは1週前追い切りが抜群。前走は調子がイマイチでしたが、今回は連勝時の調子に戻った可能性が高そうです。1週前のウッドチップの4ハロンタイムだけを見ますと、連勝時には2戦とも50秒台をマークしていたのに、アルテミスステークスの1週前は53秒台でした。前走だけ1週前追い切りの時計が悪かったのです。それが今回は連勝時と同じ50秒台をマーク。
新馬、ダリア賞ともに人気はそこまででしたが(7番人気、4番人気)、その勝ちっぷりは派手さはなくても、質のいいものでした。能力は十分G1戦線に臨めるだけの素質馬候補といえます。1週前調教がレース結果に直結するならば、今回は十分に勝ち負けになるでしょう。
ということで今年の阪神ジュベナイルフィリーズは、好調のミシシッピテソーロがここは激走必至と判断し、応援したいと思います。