ホープフルステークス(2017)の予想オッズと過去データから傾向を分析!

今年からG1レースに昇格し、年最後の中央開催のG1レースとなった「ホープフルステークス」。3年間のG2開催を経て無事に今年からG1に昇格されましたが、これまでの出走メンバーのレベルから、G1はおろかG2としての価値すら疑問視されるレベルであるなど何かと否定的な意見も多い同競走。新しくG1として生まれ変わったことで今後は傾向も変わってきそうですが、今回は名称がホープフルステークスに変わる前のラジオNIKKEI杯2歳ステークスとして開催されていたた2007~2013年の7年間と、G2として開催された2014~2016年の3年間を合わせた過去10年間のデータをもとに、人気や脚質といった基本的なカテゴリーを中心に傾向を探っていきたいと思います。(※一部データは過去3年間のデータを使用しております。)

なお、現在のホープフルステークスと全く同一条件であるオープン特別のホープフルステークスが過去にございますが、このレースはあくまでも同一名称・同一条件であるだけの別の競走とされており、開催回数も引き継いでいないため、今回のデータには一切同競走のデータは含んでおりません。

上位人気馬の信頼度は高め、レースは堅実な傾向

人気データ
人気 成績
1番人気 3-3-1-3
2番人気 2-2-4-2
3番人気 1-1-0-8
4番人気 3-0-0-7
5番人気 0-1-1-8
6番人気 0-0-1-9
7番人気 1-0-2-7
8番人気 0-3-0-6
9番人気 0-0-1-8
10番人気 0-0-0-9
11番人気 0-0-0-9
12番人気 0-0-0-8
13番人気 0-0-0-7
14番人気 0-0-0-6
15番人気 0-0-0-5
16番人気 0-0-0-3
17番人気 0-0-0-1
オッズデータ
オッズ 成績
1.0~1.9倍 3-2-0-0
2.0~2.9倍 0-1-1-1
3.0~3.9倍 0-1-3-4
4.0~4.9倍 1-0-0-2
5.0~6.9倍 2-2-1-2
7.0~9.9倍 2-0-0-6
10.0~14.9倍 2-0-2-12
15.0~19.9倍 0-0-0-7
20.0~29.9倍 0-2-1-12
30.0~49.9倍 0-2-2-12
50.0~99.9倍 0-0-0-14
100.0倍以上 0-0-0-34
馬単/三連単データ
馬単 三連単
2007 3,490円 42,180円
2008 920円 11,050円
2009 610円 7,040円
2010 3,290円 27,670円
2011 6,590円 30,970円
2012 3,080円 8,710円
2013 25,580円 97,270円
2014 15,000円 345,220円
2015 2,850円 7,790円
2016 2,670円 15,250円

過去10年で馬券に絡んだ3着内述べ30頭中20頭は1~4番人気の馬でした。また、8番人気以下からは勝ち馬がゼロ、9番人気以下からは連対馬がゼロ、10番人気以下は1頭も馬券に絡んでおりません。勝ち馬は全て単勝オッズ14.9倍以下の馬で、50倍以上の穴馬は1頭も馬券圏内がおらず、全体的に堅実な決着が多い傾向となっております。

【該当馬】1~4番人気で単勝オッズ14.9倍以下の予想馬(下記「予想オッズ」を参考):
ジャンダルム
タイムフライヤー
フラットレー
サンリヴァル

予想オッズ

予想オッズ
人気 馬名 予想オッズ
1 ジャンダルム 2.7
2 タイムフライヤー 3.8
3 フラットレー 5.6
4 サンリヴァル 8.9
5 シャルルマーニュ 10.2
6 トライン 22.3
7 ジュンヴァルロ 30.4
8 ナスノシンフォニー 41.4
9 ステイフーリッシュ 48.5
10 ウォーターパルフェ 95.2
11 マイハートビート 110.3
12 シャフトオブライト 138.4
13 ワークアンドラブ 155.8
14 ニシノベースマン 174.4
15 ロードアクシス 183.5
16 トーセンクリーガー 214.3
17 リュヌルージュ 258.5

出走予定馬と独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

「差し馬」&「真ん中の枠」が好走傾向に

枠番データ
枠番 成績
1枠 0-0-0-4
2枠 1-0-0-3
3枠 0-1-0-4
4枠 0-0-2-4
5枠 2-0-0-3
6枠 0-1-1-4
7枠 0-1-0-5
8枠 0-0-0-7
脚質データ
脚質 成績
逃げ 0-0-0-4
先行 1-1-0-10
差し 2-2-3-11
追い込み 0-0-0-9
マクリ 0-0-0-0

コースは中山の芝2000mとなります。1コーナーまでは405mと長い上りで、2コーナーから向正面にかけて約4mの下り坂があるアップダウンの激しいコースで、コーナーを回る器用さ、坂をものともしないパワーが重要なコースとなっております。1枠と8枠からは3着内がゼロと不振気味で、5枠が最多の2勝をあげ、4枠が3着2回、6枠も2,3着が1回ずつと真ん中枠が好走しております。

脚質は差し馬の成績が良く、逃げや追い込みといった極端な脚質の馬は不振傾向にあります。(※2007~2013年は阪神開催のため、上記「枠番データ」と「脚質データ」は中山で開催された2014~2016年の3年間のデータを使用しております。【中山・芝2000m】の過去10年のコース傾向はこちら。

【該当馬】差しタイプ:
フラットレー
ナスノシンフォニー
マイハートビート
ワークアンドラブ

馬体重は「-3kg~+3kg」が好走傾向に

馬体重データ
馬体重増減 成績
~-20kg 0-0-0-0
-19~-10kg 0-0-1-4
-9~-4kg 3-1-1-22
-3~+3kg 4-4-5-45
+4~+9kg 2-3-3-28
+10~+19kg 1-2-0-6
+20kg~ 0-0-0-0
今回減 5-2-5-50
同体重 2-2-1-8
今回増 3-6-4-48

馬体重は「-3kg~+3kg」が最多の4勝をあげており好成績。全体的なデータとしては馬体重は減っている馬の方が好走しております。

前走は「新馬」&「京都2歳ステークス」に注目

前走データ
前走 成績
新馬戦 3-1-3-13
京都2歳S(OP・G3) 3-0-0-16
札幌2歳S(G3) 1-2-1-4
東京スポーツ杯2歳S(G3) 1-1-1-6
葉牡丹賞(500万下) 1-0-0-5
朝日フューチュリティS(G1) 1-0-0-0
千両賞(500万下) 0-2-0-3
前走クラスデータ
前走 成績
新馬 3-1-3-13
未勝利 0-1-2-27
500万下 1-3-3-27
オープン特別 3-1-0-22
G3 2-4-2-14
G2 0-0-0-1
G1 1-0-0-0
前走着順データ
前走着順 成績
1着 7-7-8-56
2着 0-2-1-9
3着 1-0-0-7
4着 0-0-0-3
5着 0-1-1-9
6~9着 1-0-0-15
10着以下 1-0-0-7

前走は最多の3勝をあげている新馬戦と京都2歳ステークスが中心となります。ただし、京都2歳ステークスの3勝はオープン時代からのもので、G3に昇格した2014年からは「0-0-0-4」と不振傾向にあります。

前走着順は1着馬がほとんどです。前走6着以下から巻き返して優勝したのは2013年のワンアンドオンリー(前走6着、当日7番人気)と、2007年のサブジェクト(前走13着、当日4番人気)の2頭のみです。

【該当馬】前走が新馬、京都2歳ステークス:
トライン(新馬・1着)
ステイフーリッシュ(新馬・1着)
タイムフライヤー(京都2歳S・2着)
マイハートビート(京都2歳S・7着)

騎手は「C.ルメール」に注目

騎手データ
騎手 成績
C.ルメール 3-0-2-3
武豊 2-1-1-4
福永祐一 1-0-1-6
川田将雅 1-0-1-5
横山典弘 1-0-0-1
H.ボウマン 1-0-0-0
O.ペリエ 1-0-0-0
M.デムーロ 0-1-0-4
戸崎圭太 0-0-2-2

騎手は最多の3勝をあげているC.ルメール騎手が好成績をあげております。