いよいよ2018年の中央競馬の開幕いたします。昨年からホープフルステークスの開催が28日に固定されたことで、競馬の冬休みは一層短くなった感もありますが、本年も何卒よろしくお願いします。有馬記念が年の終わりの大レースの座を若手に譲りましたが、一年の始まりは今年も変わらず、まずは、金杯で乾杯!を狙って中山金杯です。
金杯は東西どちらでも開催されますので、中山でまずは1杯目の乾杯を実現して、2杯目の京都金杯でさらに乾杯!といきたいですね。そのために中山金杯で最初に狙う馬は、ストレンジクォークです。
ストレンジクォークは、明け6歳の牡馬で3歳時に青葉賞、ラジオNIKKEI賞と2度重賞を走って以来、約2年半ぶりの重賞挑戦となります。これまで20戦走り、5勝2着5回と、連対率50%の安定感がありながらも中々オープンに昇級できてなかったのですが、前走京都で行われた準オープンの修学院ステークスを勝利し、無事オープン昇級を果たし、今回中山金杯に歩を進めてきました。
先に述べたようにこの馬の売りは安定感ですが、それを遺憾なく発揮しているのが全5勝中3勝、2着5回中3回を挙げている中山競馬場であり、4勝を挙げている2000mの距離なのです。つまり、今回の中山金杯の舞台はストレンジクォークにとって一番能力を発揮できる環境にあると言っても過言ではありません。
今回の中山金杯には、昨年の弥生賞を制したカデナをはじめ、ラジオNIKKEIの覇者で前走アルゼンチン共和国杯3着のセダブリランテス、古馬混合の福島記念を制したウインブライト、毎日王冠4着で前走キャピタルステークスを快勝したダイワキャグニー、昨年のスプリングステークス2着のアウトライアーズと、昨年古馬対決を制しまくった3歳世代でも実績のある馬達が4歳となり出走してきたこともあり、注目はその4歳馬世代が集めているようですが、あえてここは古馬6歳のストレンジクォークの安定感の方が上と判断して、そこに懸けてみたいと思っています。
さらに今回鞍上となる柴山騎手とは、12戦ぶりのコンビとなるのですが、過去に4戦して1勝、2着3着10着それぞれ1度ずつですが、3着以内に入った3回はいずれも中山競馬場ということで、コンビでの安定感も見逃せません。
と言う訳で、2018年競馬場での最初の乾杯を目指して中山金杯は、中山よし、距離よし、コンビよしのストレンジクォークを狙いたいと思います。