今週土曜阪神メインレースはG2の阪神カップです。出走すれば面白いことになりそうだったスノーテーラーが回避し、イーガン騎手を確保し4頭出しを狙っていた矢作厩舎のキングエルメスも非抽選馬と、波乱傾向の強い一戦は出走前からすでに荒れ模様。
昨年の覇者のグレナディアガーズはクリスチャン・デムーロ騎手を再度確保して挑む予定となっており有力視されていますが昨年は56kg、今年は57kgでハンデが1kg重くなる点がマイナス材料ですが、全3勝をあげている得意の阪神コースで連覇達成となるかが注目です。
また、今年の高松宮記念2着のロータスランドもここ数戦は精彩を欠いているものの、1400mなら適鞍ともいえ、巻き返しが期待されます。
いずれも上位人気が予想されますが、穴馬の台頭が頻発するレースだけに注目しておきたいのが、調教師試験にも合格し騎手引退間近な福永騎手が騎乗するトリプルエースです。
栗東・斉藤崇史厩舎の管理馬で、前走のキャピタルSでは人気薄ながら後方待機策から末脚を伸ばして2着に食い込んでおり、リステッドレースながらここ2戦は安定した戦績を残しています。
鞍上の福永騎手とは約2年ぶりのコンビとなりますが、2勝クラス、3勝クラスを連勝で突破し、ここまで2戦2勝の好相性タッグとなっています。
阪神の芝コースは5戦2勝とまずまずの勝率となっており、大敗も目立つだけに狙いどころが難しいところですが、今回はバスラットレオンや前走逃げて結果を残しているエントシャイデンがいることから展開も向きそうで、期待したい1頭ですね。