【京成杯2018予想】成長段階のロジティナ、早めの追い出しで初V狙う!

昨年末に行われた新設G1のホープフルステークスと同じ条件の京成杯。また中山2000mで重賞?と思わなくもないですが、例年面白いレースが見られるので個人的には好きなレースの1つです。今年も出走頭数15頭と揃いましたが、開け3歳の素質を持った魅力的な馬達が多く出走してきました。

今回この中で注目しているのはロジティナです。ロジティナは、2017年の新種牡馬ロジユニヴァースを父に持つ馬で、馬体重がお父さん以上に重い530kgもある大型馬です。新馬戦6着の後は4kg絞った2戦目で10番人気ながら4着と成績を上げ、さらに2kg絞れた3戦目には5番人気ながら快勝し、重賞初挑戦となるこの京成杯に臨んできました。

典型的な大型馬の叩き良化型と言ってもいいでしょう。これまでのレースっぷりからすると、すぱっと切れる脚というよりは追って追って長い脚を使って伸びてくるタイプ。主戦騎手の内田騎手も押して押して追ってやっと伸びていくというイメージです。かつて内田騎手がコンビを組んでいたゴールドシップと似たようなタイプかもしれません。こういう馬は、やはりしっかりと追えるジョッキーじゃないと伸びきれないものなのですが、豪腕の持ち主の内田騎手なら慣れたものでしょう。

過去3戦が直線の長い東京競馬場ということもあって、長い直線を活かして追って伸びる競馬をしてきましたが、今回の京成杯の行われる中山競馬場は直線が短く早めの追い出しが肝心になります。それを見越してか、内田騎手は2戦目からは直線に向く前から少しずつ追い出す競馬をしており、3戦目にはジリジリと差をつめて勢いを付け、ゴール100m手前で並んで交わして初勝利をあげました。しっかりと成長しており今年楽しみにしている一頭でもあります。

あの名コンビだったゴールドシップも中山競馬場でのまくりは凄みがあったものですが、中山競馬場であればむしろその長く使える脚がより活きてくる可能性も十分にありそうですし、直線に急坂があるためパワー型は有利とも言えます。

ということで、今年の京成杯は、追えば追うだけ伸びてくるロジティナと内田騎手のコンビが、その長く使える末脚を活かして勝利してくれると期待して勝負したいと思います。ここで賞金を稼ぎ、クラシック戦線を盛り上げて欲しいものです。