さあ、2023年の中央競馬の始まりです。西の最初の重賞「京都金杯」をしっかりと的中させ、今年の競馬ライフの好スタートを決めたい!というファンも少なくないでしょう。京都競馬場の改修によって、中京競馬場での開催は今年で3回目の京都金杯。その2年はなかなかの波乱決着となっており、中京開催の京都金杯は穴党のねらい目レースという雰囲気も漂っております。そんな中京開催も今年がラスト、来年からは京都競馬場での開催です。最後も一波乱があるなら、伏兵には警戒しておく必要があるでしょう。
そんな中で注目しているのは、5歳牡馬ヴィクティファルスです。3歳時には共同通信杯であのエフフォーリアの2着に激走。クラシック有力馬候補となってからは、スプリングステークスを勝利し、クラシック3戦全てに出走した実力馬です。4歳となった昨年は飛躍の年を狙って中山金杯から始動するも、3番人気に推されながら13着敗退と、期待には応えられませんでした。
その後もマイラーズカップで14着と大敗が続き、秋に復帰後は相手が格下となるリステッド戦で確勝を期しながらも5着、7着とさっぱりな結果で2022年を終えました。近戦の結果からも、今年の金杯では昨年よりも前評判は低め。
とは言え、昨年秋あたりからは、坂路で時計もよくラスト1ハロンを11秒台と切れを出しており、調教でも動いてきています。中距離というよりもマイルに適した走りにアジャストしてきている途中なら、このあたりが走り時ということも。昨年と同じ金杯でも2000mから1600mの選択は、プラスかもしれません。
共同通信社・2着の過去の実績から、左回りでも実力は発揮できることは証明済み。逃げ馬候補が多数いるメンバー構成ですし、直線んお長い中京なら実力も発揮しやすいはず。今回の条件を考えると、上位争いを演じてくれる可能性は十分と感じます。
ということで今年の京都金杯は、復権を狙うヴィクティファルスが今年は京都の金杯で昨年のリベンジを果たしてくれることに期待したいと思います。