【フェアリーS予想】好走条件は揃った?一発ありの伏兵候補はこの馬だ!

金杯の興奮も冷めやらぬ1月9日、3日開催の最終日は3歳牝馬限定重賞の「フェアリーステークス」が行われます。2021年のファインルージュと昨年2着だったスターズオンアースのその後のクラシック路線での活躍ぶりから、近年は注目度が上がっているレースです。今年もクラシック路線で活躍する馬の登場に期待したいところです。

そんな中でとくに注目しているのは、レッドファルクス産駒のディナトセレーネです。前走はG3アルテミスステークスに出走し6着という結果で、内容的にも評価したい一戦。2着馬は阪神ジュベナイルフィリーズを勝ったリバティアイランドで、そのリバティアイランドとわずか0秒3差の競馬を展開。直線では少し狭くなるようなところがありながら、最後盛り返すような脚を見せていましたので、スムーズならもう少し差は縮まっていた可能性もあります。

勝馬のラヴェルが33秒0という完全な末脚勝負を差し切ったレースで、リバティアイランドも33秒3の末脚を繰り出して2着。その中でディナトセレーネは34秒0をマーク。2番手追走からのもので、直線では少し狭くなるようなところがありながら、ここでも盛り返すような脚を見せていました。

アルテミスステークスでは9着とディナトセレーネよりも時計で0秒7遅れていたミシシッピテソーロでしたが、阪神ジュベナイルフィリーズに出走し、リバティアイランドから0秒7秒差の5着と巻き返しています。アルテミスSのレースレベルも決して低くはなかったと言って良いのではないでしょうか。

鞍上は昨年リーディング3位となった横山武史騎手が続けて騎乗。前走のアルテミスSでは番手追走、3走前は3番手と前目で折り合っており、直線も馬をスライドさせて抜け道作る好騎乗を見せています。引き続き同騎手で臨めるのも好材料です。また、父は中山芝G1のスプリンターズSを優勝したレッドファルクス。ダートのOP特別の勝利実績馬でもあり、当レースで問われるパワーと馬力が見込める血統。年末年始の中山芝が合いそうな血統配合も好感が持てます。

ということで今年のフェアリーステークスは、2歳牝馬女王リバティアイランドと差のない競馬を展開したディナトセレーネに注目したいと思います。