今週の土曜日中京競馬場では、牝馬限定のハンデ重賞「愛知杯」が行われます。牝馬限定のハンデ重賞といういかにも荒れそうな条件ということもあり、2013年には3連単470万超えがあり、過去10年9回開催の中で3連複で万馬券にならなかった年は1回のみと波乱の度合いも大きく頻度も多めです。
穴馬からでも十分勝負できそうな“穴党”向きの一戦とも言えますが、今年に限っては人気上位が予想される5歳牝馬のマリアエレーナが確勝と見ています。
メンバーの前評判ではマリアエレーナと4歳馬のアートハウス、同ルージュエヴァイユの3強対決の様相といった印象。ただ、中京競馬場での開催となればマリアエレーナの独壇場でしょう。中京コースは【2-3-1-2】と好成績です。
新馬戦は今回と同舞台となる中京マイルで、8番人気ながら上り最速で2着に食いこみました。2戦目の京都での未勝利戦では平凡な末脚で4着と敗れましたが、3戦目の中京未勝利では上り最速で3馬身差の快勝と、早い段階から中京巧者ぶりをアピール。
4着以下の敗れた2回は4着と7着で、唯一掲示板を外して敗れた7着は、2021年のシンザン記念でした。3歳時はまだ評判も低く、成長の余地をまだまだ残した状態でしたが、この2年で着実に実績を積み重ねて力を付けてきました。昨年夏には小倉記念を制して悲願の重賞初制覇も果たしており、愛知杯・2着、マーメイドS・2着と牝馬限定のG3なら勝ち負け必至の立場となります。
ということで今年の愛知杯は3強対決ムードはあるものの、中京開催ならマリアエレーナ本命で間違いなしと予想して、本命視したいと思います。