昨年大阪杯がG1に昇格したことで、前哨戦として注目度が上がった京都記念。もともと古馬の有力馬が年明け初戦として出走することが多いレースでしたが、今後もますます注目されていくことでしょう。
今回は過去10年間のデータをもとに人気や脚質といった基本的なカテゴリーを中心に京都記念の傾向を探っていきたいと思います。
■3番人気複勝率70%、上位人気が堅実
人気 | 成績 |
---|---|
1番人気 | 3-2-1-4 |
2番人気 | 0-1-4-5 |
3番人気 | 3-3-1-3 |
4番人気 | 0-2-2-6 |
5番人気 | 1-2-0-7 |
6番人気 | 3-0-0-7 |
7番人気 | 0-0-0-10 |
8番人気 | 0-0-0-10 |
9番人気 | 0-0-1-9 |
10番人気 | 0-0-0-9 |
11番人気 | 0-0-1-7 |
12番人気 | 0-0-0-6 |
13番人気 | 0-0-0-3 |
14番人気 | 0-0-0-2 |
15番人気 | 0-0-0-2 |
16番人気 | 0-0-0-1 |
オッズ | 成績 |
---|---|
1.0~1.9倍 | 1-1-1-2 |
2.0~2.9倍 | 1-1-1-0 |
3.0~3.9倍 | 1-1-2-6 |
4.0~4.9倍 | 1-0-2-2 |
5.0~6.9倍 | 0-2-0-2 |
7.0~9.9倍 | 4-2-1-6 |
10.0~14.9倍 | 1-0-1-5 |
15.0~19.9倍 | 0-2-0-7 |
20.0~29.9倍 | 0-1-0-6 |
30.0~49.9倍 | 1-0-1-12 |
50.0~99.9倍 | 0-0-1-11 |
100.0倍以上 | 0-0-0-32 |
年 | 馬単 | 三連単 |
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2008 | 1,580円 | 78,590円 |
2009 | 2,380円 | 55,520円 |
2010 | 1,670円 | 3,980円 |
2011 | 1,650円 | 5,390円 |
2012 | 4,810円 | 18,600円 |
2013 | 5,570円 | 25,280円 |
2014 | 13,700円 | 81,540円 |
2015 | 5,900円 | 24,210円 |
2016 | 5,690円 | 45,480円 |
2017 | 6,090円 | 16,070円 |
過去10年で馬券に絡んだ馬述べ30頭中、18頭が1~3番人気の馬でした。とくに「3番人気」は3勝、連対率60%、複勝率70%と好成績。4勝を挙げている単勝オッズ「7.0~9.9倍」の馬とも照らし合わせて考察したいところです。また、7番人気以下は連対ゼロで、3着が2頭のみと波乱度は低いレースとなっております。
【該当馬】3番人気(下記「予想オッズ」を参考):
アルアイン
予想オッズ
人気 | 馬名 | 予想オッズ |
---|---|---|
1 | レイデオロ | 2.0 |
2 | モズカッチャン | 3.6 |
3 | アルアイン | 5.8 |
4 | クロコスミア | 15.4 |
5 | ディアドラ | 21.3 |
6 | ミッキーロケット | 26.7 |
7 | クリンチャー | 35.8 |
8 | ケントオー | 89.1 |
9 | プリメラアスール | 163.7 |
10 | アクションスター | 231.6 |
上記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。
■「外枠」&「逃げ・先行馬」が好走傾向に
枠番 | 成績 |
---|---|
1枠 | 0-2-0-9 |
2枠 | 1-0-1-10 |
3枠 | 1-0-1-10 |
4枠 | 1-2-2-9 |
5枠 | 1-1-1-12 |
6枠 | 3-0-0-15 |
7枠 | 0-4-1-14 |
8枠 | 3-1-4-12 |
脚質 | 成績 |
---|---|
逃げ | 1-1-2-6 |
先行 | 7-3-5-25 |
差し | 2-5-2-23 |
追い込み | 0-1-1-36 |
コースは京都競馬場の芝2200m。最初のコーナーまでの距離は約400mと長く、枠順の有利不利は発生しにくそうですが、データでは6枠と8枠が最多の3勝をあげ、7枠も勝利数はゼロですが2着馬が4頭おり、全体的に「外枠」の好走が目立っております。
3コーナーの下り坂で一気にペースが速くなり、そのまま最後の直線でどこまでトップスピードを維持できるかの勝負になりやすいです。一瞬の切れよりも、スピードの持続力が問われます。脚質は先行馬が7勝と好走しており、「逃げ・先行」の好走が多いです。ある程度前の位置を取りに行ける馬に注目したいところです。
【該当馬】逃げ・先行馬:
クロコスミア
クリンチャー
プリメラアスール
■馬体重マイナスは割り引き
馬体重増減 | 成績 |
---|---|
~-20kg | 0-0-0-0 |
-19~-10kg | 0-0-0-3 |
-9~-4kg | 1-0-0-15 |
-3~+3kg | 1-1-1-34 |
+4~+9kg | 4-4-3-24 |
+10~+19kg | 4-4-4-13 |
+20kg~ | 0-1-1-2 |
今回減 | 2-1-0-28 |
同体重 | 0-0-0-10 |
今回増 | 8-9-9-52 |
馬体重の増減は、最多の4勝ずつ挙げている「+4kg~+9kg」、「+10kg~+19kg」が好走しており、馬体重が増えている馬が8勝と好成績。馬体重がマイナスの馬は割り引いても良さそうです。
■近年は牝馬の好走が目立つ
馬齢 | 成績 |
---|---|
4歳 | 4-3-2-24 |
5歳 | 5-1-6-20 |
6歳 | 1-5-1-24 |
7歳以上 | 0-1-0-21 |
性別 | 成績 |
---|---|
牝馬 | 1-3-0-14 |
牡馬 | 9-7-10-77 |
所属 | 成績 |
---|---|
栗東 | 8-8-10-70 |
美浦 | 2-2-0-21 |
地方 | 0-0-0-0 |
外国 | 0-0-0-0 |
牝馬で優勝したのは2010年のブエナビスタ1頭のみですが、2着には3頭も絡んでおり、昨年はスマートレイアー(5番人気)、一昨年はタッチングスピーチ(3番人気)と2年連続で「牝馬」が連対しております。3頭は全て5番人気内の牝馬でした。当日5番人気内の牝馬には要注意。
【該当馬】牝馬
モズカッチャン
クロコスミア
ディアドラ
プリメラアスール
■前走「G1だった馬」が中心
前走 | 成績 |
---|---|
有馬記念(G1) | 4-1-3-7 |
香港ヴァーズ(G1) | 2-1-0-0 |
中山金杯(G3) | 1-1-0-4 |
天皇賞秋(G1) | 1-1-0-0 |
京都金杯(G3) | 1-0-1-2 |
新潟記念(G3) | 1-0-0-0 |
エリザベス女王杯(G1) | 0-2-0-2 |
ディセンバーS(OP) | 0-1-0-1 |
ダイヤモンドS(G3) | 0-1-0-1 |
ステイヤーズS(G2) | 0-1-0-1 |
鳴尾記念(G3) | 0-1-0-0 |
前走 | 成績 |
---|---|
1600万下 | 0-0-0-6 |
オープン特別 | 0-1-0-11 |
G3 | 3-3-1-18 |
G2 | 0-1-2-38 |
G1 | 7-4-6-17 |
前走着順 | 成績 |
---|---|
1着 | 2-4-1-12 |
2着 | 2-1-1-8 |
3着 | 1-1-1-5 |
4着 | 0-1-1-8 |
5着 | 0-1-0-6 |
6~9着 | 3-0-3-28 |
10着以下 | 2-1-3-23 |
前走は、最多の7勝をあげている「前走G1だった馬」が中心となります。中でも4勝をあげている「有馬記念」に注目。
前走着順は6着以下からも勝ち馬が5頭出ております。前走負けていた馬でも巻き返してくるケースが目立ちます。
【該当馬】前走G1だった馬:
レイデオロ(ジャパンC・2着)
■騎手は「武豊」&「福永祐一」に注目
騎手 | 成績 |
---|---|
武豊 | 2-1-1-2 |
横山典弘 | 2-0-0-1 |
M.デムーロ | 2-0-0-1 |
四位洋文 | 1-0-0-3 |
U.リスポリ | 1-0-0-0 |
戸崎圭太 | 1-0-0-0 |
福永祐一 | 0-3-1-4 |
川田将雅 | 0-1-1-7 |
池添謙一 | 0-1-1-6 |
岩田康誠 | 0-1-1-3 |
藤岡佑介 | 0-1-0-4 |
騎手は最多の2勝を挙げ、かつ3着内の頭数が一番多い「武豊」に注目。さらに、勝利実績はありませんが、2着が3回の「福永祐一」にも注目です。
【該当馬】武豊騎手の騎乗予定馬:
なし
福永祐一の騎乗予定馬:
ディアドラ