【西尾特別2023予想】復帰の素質馬ロン、このクラスで二度の足踏みはできない

今週日曜中京9レースに組まれている芝2000mの特別戦の西尾特別は一見の価値があるレースとなるかもしれません。

牝馬限定の2勝クラスの特別戦で、過去5年のデータでは先日引退を発表したエリザベス女王杯勝ち馬のアカイイトが2021年に勝利しており、今年の勝ち馬にも注目しておきたいところです。

圧倒的1番人気が戦前から予想される中で馬券検討から外すには相当の勇気がいりそうなのが、シルバーステート産駒の4歳牝馬のロンです。

栗東・石橋厩舎の管理馬で、キーファーズの所有馬ということもあり武豊騎手がデビューから3戦騎乗してきています。

デビュー戦は逃げ切って勝利し、続く2歳OPの野路菊Sも3番手から抜け出す競馬で4馬身差と圧勝しており、クラシック路線に乗れる状況になった中でのアクシデントで長期休養を余儀なくされました。

昨年12月に迎えた復帰初戦の2勝クラス甲東特別でも1番人気に支持されたものの、古馬との初対戦、かつ長期休み明けの始動初戦もあってか2着となっています。

今回は叩き2戦目かつ、野路菊S勝利の舞台となる中京競馬場の芝2000m戦だけに、負けられない1戦となりそうです。

順調ならオークス、秋華賞でも人気の一角を担う可能性があった逸材だけに、このクラスで2回取りこぼすわけにはいかないという意気込みもありそうで、今年1年でどこまで上りつめるのか、注目の1頭といえそうです。