今週末、2月18日(日)は今年最初のG1競走フェブラリーSが行われます。今年は例年以上に豪華な顔ぶれとなりました。
そんな好メンバーの中で、虎視眈々とG1初制覇を狙っているのがテイエムジンソクです。超強力な先行力が最大の武器で、チャンピオンズCでは逃げたコパノリッキーを番手でマークし、直線では競り合いを制して2着に入着するなど、勝負根性はなかなかのものです。
5歳春に本格化した遅咲きの上がり馬ですが、1年経たずしてダート界のトップホースまであと一歩のところまでやってきました。6歳となりここから先は真価を問われることになっていくと思われますが、ここで一皮むける事ができるかどうか?フェブラリーSは注目の一戦となります。
悲願のG1達成へ向けて順調なテイエムジンソク。初の東京、初のマイルを克服できるか?
悲願のG1達成まであと一歩のところまでだった昨年末のチャンピオンズC。ゴールドドリームには敗れましたが、僅差での決着故に勝負付けが済んだと決めつけるのもまだ早いでしょう。今年は始動戦の東海Sも1番人気の期待に応えて優勝し、本番のフェブラリーSへ向けてしっかりと弾みを付けてきました。当然陣営もここは勝ちに来ており本気度は高いでしょう。ライバルとの再戦も見所の一つとなりそうです。
強敵は多いですが、自らレースをコントロールする力も持ち合わせている馬なだけに、自分の形に持ち込めば大きなアドバンテージを握れそうです。
東京のダート1600mは最初のコーナーまで約640mと長く、カーブも大回りで緩やか、さらに最後の直線も約500mと長く、ダート戦ながらパワーだけでなく、直線でのキレも問われる非常にタフなコースとなっており、スピード・スタミナ・パワーが要求されるごまかしの効かない舞台です。
直線が長いコースで逃げ切りは難しそうに見えますが、3コーナー手前の上り坂で一旦息が入る為、逃げ切りや好位抜け出しの好走が多くなるのも事実。フェブラリーSの過去10年のデータを見てみると、逃げ切り勝ちを果たしたのは2011年のトランセンド一頭のみですが、2014年と2015年の勝馬コパノリッキーは2年連続で番手からの競馬で勝ち星をあげており、他にもエスポワールシチーやサクセスブロッケンといった馬が番手、または2列目から勝ち星をあげており、積極的に前へ出していった馬の好走が目立ちます。
東京コース、1600mともに初めてとなりますが、傾向的にもテイエムジンソクの脚質は相性が良く、克服可能な勢いはあります。悲願成就へ順調な仕上がりを見せているテイエムジンソクの走りに注目です。