今週日曜東京メインレースは1着馬にフェブラリーSへの優先出走権が与えられるG3の根岸ステークスです。今年はタガノビューティー、コパノマーキュリーが除外対象となっていましたが、上位陣が全馬出走となり、繰り上がりがなくフルゲートが決まっています。
武蔵野ステークス1, 2着馬のギルデッドミラー、レモンポップの再戦が注目となっており、1ハロン短縮ならレモンポップに分があると思われているのか、前評判ではレモンポップが1番注目を集めている印象。これまで連を外していない安定感と、東京コース6勝の圧倒的な相性のよさから大崩れは考えにくいですが、武豊騎手騎乗のヘリオスがどのようなペースで逃げるかによって、後方待機勢の台頭も出てくる可能性はあります。
重賞初勝利がかかる蛯名正義厩舎からは転厩してからは勝ち星がないテイエムサウスダンが出走予定となっており、今年早々に重賞初制覇のチャンスがまわってきました。今回はルメール騎手騎乗ということもあり、昨年はフェブラリーステークス2着の実績もあるだけに、手綱さばきに注目が集まります。
穴で狙ってみたいのは、メイショウボーラー産駒のデンコウリジエール。ギャラクシーステークス勝ちからの参戦ということもありそこまでオッズが下がらないかもしれませんが、東京コースは2戦して結果が出ていないこともあり、コース替わりが嫌われる可能性もあります。
ここ3戦でいずれも掲示板以内を確保している秋山騎手が引続き騎乗する点も魅力で、東京ダートでは2戦しかしていないため相性もまだ測れないところもあり、位置取り自在の競馬がここ数戦できているだけに、怖い1頭ではないでしょうか。
波乱傾向はそこまで強いとはいえない一戦ですが、妙味たっぷりで激走の気配十分のこの2頭は軽視できない相手と言えるのではないでしょうか。