藤沢と言われると、カズオじゃなくてサツキを思い浮かべると言われても「そだねー」と返してしまうほどの盛り上がりをみせたカーリングも無事、銅メダルを獲得して平昌オリンピックに幕を下ろしました。これからは皐月賞を控えたシーズンとなり、今度は競馬の藤沢が世界を舞台に羽ばたく話題をお届けします。
今年はレイデオロがドバイシーマクラシックに参戦を予定しております。京都記念3着で、同世代相手に土をつけられてしまったのは気になりますが、昨年も皐月賞では5着に敗れていることを考えると、レイデオロにとっての春先の休み明けの敗戦はさほど気にすることではないのかもしれません。
藤沢調教師と言えば、厩舎開業前の若いころにイギリスで厩務員として修行した実績もあり、タイキシャトルのヨーロッパ遠征では大成功を修めています。現在の目玉は前述のレイデオロで間違いがないでしょうが、海外遠征の話はそれだけではなく、隠し玉も用意してあるようです。
ともに今年の3歳馬で2歳重賞でお馴染みの2頭、タワーオブロンドンとファストアプローチにイギリス遠征の話が出ています。芝マイルに適性を見せていることから国内ではNHKマイルカップに目標を置いていますが、その結果次第では6月19日のロイヤルアスコット競馬場で開催されるセントジェームズパレスステークスに参戦する意欲を持たれています。
また、レイデオロの凱旋門挑戦については「シンボリクリスエスの引退した年くらい強くなったら連れていきたい」というコメントが出ています。参考までに、シンボリクリスエスのラストレースとなった有馬記念では2着リンカーンに1.5秒差をつけての圧勝劇となりました。9馬身差は有馬記念としては驚異的な着差でしょう。記憶に新しいオルフェーヴルの有馬記念でも8馬身差でした。藤沢調教師の設けたハードルはかなり高いものになります。
ダービー馬レイデオロといえどもさすがにまだそこまでの破壊力はありませんが、もしも凱旋門賞の参戦を表明されるようなことがあればこの言葉を思い起こしてみてください。