今週日曜東京メインレースは2023年のJRA初G1となるフェブラリーステークスです。
武蔵野S勝ち馬で、前走の根岸Sでも2着に健闘したギルデッドミラーが参戦かなわず引退となったのは残念ですが、ダート1400mで絶対的な強さを誇るレモンポップが東京ダート7勝の実績と勢いで初G1制覇なるか注目となっています。ただ、主戦の戸崎騎手はドライスタウトでの参戦が決まっており、新コンビとなる坂井騎手にとっては重圧のかかる一戦となりました。
距離が1ハロン長いのではないか、という戦前の予想を覆すのかどうかも含め馬券検討は入りたいところですが、ウシュバテソーロ、テイオーケインズの参戦がなく、地方交流G1勝ち馬ではメイショウハリオ、ショウナンナデシコが代表となっています。
ショウナンナデシコは東京ダート初参戦ですが、メイショウハリオは久しぶりの東京ダート参戦となり、1戦1勝と舞台は悪くないだけに1600mへの距離短縮がカギとなりそうです。
また今年はカナダから外国馬のシャールズスパイト、南関東からはスピーディキックがそれぞれ参戦を予定しており、いずれもダート1600mの適性は高そうなだけに、中央馬に人気が集まるようなら馬券妙味もありそうです。
無欲の追い込みがハマるか期待できそうな穴馬としては、8歳になりましたがフェブラリーS・4着やゴドルフィンマイル4着の実績があるソリストサンダーがおすすめです。今回は菅原明騎手との新コンビで挑む予定となっていますが、実績よりも人気が落ちる可能性もあり、激走に期待したい1頭です。
2021年の武蔵野Sを制し、かしわ記念も21年と22年で連続2着に好走。フェブラリーSも昨年4着と善戦しており、ダートG1でも力は通用する馬です。前走のマイルチャンピオンシップ南部杯では果敢に先行策を取るも、直線は失速して7着に敗退。今年で8歳と年齢的な衰えの懸念があり、何とか引退までにG1タイトルを、という気持ちは陣営にもあるでしょう。ここは穴を開ける可能性が高い1頭として注目しておきたいところです。