また、外国人騎手だ!また、岩田だ!戸崎だ!!最近のGⅠは、ほとんどのレースでそんな言葉を聞いてきました。有馬記念も、外国人騎手が4人も騎乗し、もと地方のトップジョッキーも4人と騎乗する16人のうち半分を占めています。確かに、先週の朝日杯を勝利したデムーロやターコイズSの戸崎騎手の騎乗は、思わず、うまいなあと思わせるものです。でも、ふと思うのが、それだけじゃ面白くない。ってことです。
そう、たまには日本人の若手騎手の笑顔も見たいのです。年末最後の有馬記念は買いたいように買えばいいのです。だから、私は若手の菱田裕二騎手を応援したいのです。ラストインパクトを狙いたいのです。
前走のジャパンカップでラストインパクトは、世界のトップジョッキーであるムーア騎手によって2着に好走しました。その前の天皇賞では菱田騎手が乗り12着だったのですが、レース後、菱田騎手は自分のミスもあったことを認めていました。その結果が乗り替わりで外国人騎手に結果を出されてしまったのですから、そりゃ悔しかったでしょうし自分の力を嘆いたかもしれません。そんな時、ムーア騎手が香港の騎乗により騎乗停止となったため、ラストインパクトに菱田騎手がまた乗れるチャンスが巡った来たのです。
ラストインパクトはJC2着です。ムーア騎手ではありましたが年度代表馬候補のラブリーデイに先着しています。そして今回の有馬記念、3番枠を引き当て内枠をゲットしました。昨年も有馬記念に出走したのですが、7着ながら勝ち馬ジェンティルドンナと0.2秒差でした。しかもこの時、菱田騎手はラストインパクトに初騎乗でした。そう考えると、菱田騎手も昨年よりラストインパクトのことをわかっているでしょう。馬も経験を積み昨年よりも走れる力を兼ね備えていることでしょう。
そして、菱田騎手の悔しさ、意地、そこに再び乗せてくれる厩舎、馬主さんの協力、何か心意気というか何かを起こすだけの力がそこにあり、最高の結果を出してくれる下地も十分なのです。
今年の有馬記念、菱田騎手とラストインパクトの走りを楽しみたいと思います。そして、菱田騎手とラストインパクト、厩舎、馬主さんの笑顔を見たい!