土曜の中山メインは芝1600mで行われる3勝クラスの特別戦「幕張S」です。過去5年で1番人気馬が連に絡んだのは2018年のプロディガルサン2着のみで、やや荒れ気味のデータとなっています。
勝ち馬を見ていくと2番人気から8番人気の馬が勝利しており、今年も1番人気は避けて狙うのが吉といえそうです。
中山開催の開幕週初日のため前が止まらない可能性が高く、前残りを想定して狙ってみたいのがレッドスパーダ産駒の6歳馬ソウルトレインです。栗東・昆厩舎の管理馬で今回は大野騎手とのコンビで挑む予定となっています。
このクラスでは2着、3着の実績もあり、卒業間近に思える内容を残していますが、ここ2戦は先行して押し切れない競馬が続いており、中京の寿Sでは逃げて10着、前走の節分Sでは先行して粘りきれず5着と苦戦が続いています。
中3週のローテになりますが4戦1勝とまずまずの戦績を残しており、これまで戦ってきた3勝クラスの勝ち馬は、ピンハイ、ウイングレイテスト、レッドランメルトといった後にオープンでも上位人気を背負う馬たちで、その相手に善戦してきた内容を考えると、ここ2戦の敗戦で人気が落ちる今回は絶好の狙い目ではないでしょうか。
逃げを主張すると思われるエンペザーが上位人気の一角を担うと思われるので、前に有力どころを見ながらスムーズに競馬ができれば、このクラスでは頭差まで接戦に持ち込めている先行力が活きてくるでしょう。激走が期待できるここは、おさえておいた方がよいかもしれません。