【UAEダービー2023】福永祐一騎手が引退前に蒔いた種の行方は?

ダート界で生産、馬主サイドともに、安定感があると評される種牡馬の1頭にヘニーヒューズがいます。

後継種牡馬も日本で誕生させており、地方・中央問わず大物輩出がある種牡馬ということで、マインドユアビスケッツなど北米の良血や、G1馬が続々と日本でスタッドイン。国内G1で活躍したコパノリッキーやホッコータルマエなども含め、芝と同じくらい激戦区となっているダート種牡馬業界では名の知られた1頭といえるでしょう。

先日2月19日に行われたヒヤシンスSは、最近の風潮ではUAEダービーへのステップレースという位置づけになりつつあり、単なるリステッドレースと侮れない一戦となっています。そのヒヤシンスSを制したのがヘニーヒューズ産駒の1番人気馬ペリエールでした。

手綱を取ったのは引退し調教師としての第二の人生へ進む福永騎手で、3月以降は手綱が別の騎手に渡ることが確定している中で鞍上に指名され、見事1着という回答で結果を出しました。この後はすでに選出されているUAEダービーへの参戦が決まっているペリエールですが、デビューから手綱を握ってきた主戦・福永騎手の引退により、騎手選択に悩むことになります。

今後ダート3冠路線が改めて整備される日本の競馬界にとってもヘニーヒューズの存在はありがたいところでしょう。また、サウジアラビアの招待レースが定着してきたことでフェブラリーSの1着賞金に魅力を感じられないと考える陣営も出てくることになり、今後はフェブラリーS参戦馬のレベルの低下が懸念されています。ダートは芝より稼げないという風潮は世界的にはだいぶ変わってきているだけに、今後日の目を見る機会は増えてくるのではないでしょうか。

休み明けであっさり通過点としてヒヤシンスSを制したペリエールが、次にどのような騎手を迎えてドバイに挑むのかも注目となりますし、同じく新たな舞台へと挑戦する先を変える福永騎手の今後の活躍にも、ともに期待したいところです。