日曜の阪神10レースに組まれているのは3歳オープンのリステッド「マーガレットステークス」です。過去5年のデータでは勝ち馬含め、3着以内に入った馬からは大物輩出とは行きませんが、今年は最有力のビッグシーザーがその歴史を覆すことになるかもしれません。

ビッグアーサー産駒ということもあり芝スプリント適性の高さを考慮してか、デビューから一貫して芝1200mを使っており、これまで5戦3勝となっています。

未勝利脱出まで3戦を要したのが不思議なほどの勢いがあり、未勝利戦は逃げて楽勝、続く福島2歳Sでは7番手追走から抜け出して勝利、さらに前走の中京2歳Sでは3番手から抜け出して完勝と、逃げ、先行、差しを自在に操れるのも騎乗する騎手にとっては魅力的な1頭です。

前走勝利のパートナーである幸騎手が今回も騎乗予定となっており、圧倒的1番人気が予想される中、懸念材料は1ハロン延長された芝1400mの舞台となりそうです。

2か月半の休み明けも初めてとなり、前走では502kgとデビュー以来最高体重となった中で間隔が空いていることから、成長も考えるとさらに増えての出走も考えられます。

巨漢のスプリンターは過去の名馬でいえばヒシアケボノが代表格と言えそうですが、父ビッグアーサーも現役時代には520kg前後で出走する中々の馬格の持ち主。

初めての阪神競馬場参戦も苦にせずOPクラス3連勝となるか、ビッグシーザーの走りに注目です。