現在3連勝中と勢いに乗る、ミスパンテール。重賞も2連勝中とこのメンバーの中で勢いは1番あります。昨年秋に1600万下の清水Sを勝つと、続くターコイズSを優勝し重賞初制覇を達成。2ヶ月空いた今年初戦の京都牝馬Sでも1番人気に期待にしっかり応えて勝利し、重賞2連勝を達成。昨年秋から順調に来ており、重賞3連勝がかかるこの一戦でも人気を集めることになりそうです。
このメンバーなら人気になって当然。ここまでの充実ぶりを見ればメンバーの中では1枚抜けた存在と言えるでしょう。4走前のローズSで10着に惨敗した時には半年後にこのような立場になっているとは想像すら出来ませんでした。いよいよ本格化を迎えたという感じです。
良く気配一変などの言葉を皆さんも耳にすると思いますが、ミスパンテールの場合は、条件戦の清水Sが分岐点だったと言えそうです。4番人気で挑んだ一戦でしたが、ハナ差の接戦をものにしました。このレースは酒井学騎手がテン乗りで騎乗。2着に負かしたレーヌドブリエの鞍上がこれまでミスパンテールに騎乗していた四位騎手というのだから何とも皮肉なものです。
デビュー2戦目のチューリップ賞ではリスグラシューに先着しての2着を果たすなど、もともと素質はあった馬。クラシック戦線では2桁着順を連発して脱落していきましたが、心身が充実してきた今なら、クラシック戦線で活躍したソウルスターリングやリスグラシューが相手でも好勝負が期待できるでしょう。
前走後はここを目標に少し間隔をあけながら入念に仕上げられました。ここを勝てばいよいよG1・ヴィクトリアマイルが視界に入ってきます。ここを勝つようだと本番のヴィクトリアマイルでも人気の中心になりそうです。左回りがどうかといった不安点もありますが、先ずは阪神牝馬Sでの走りに注目。ここでどの様な結果が出るかによって大きくこの先の進路が変わってくるでしょう。