今週、JRAではG1高松宮記念が開催されますが、日本馬が大挙遠征しているドバイミーティングもまた注目せざるを得ないレースでしょう。
特に高額賞金でも知られ、ハイレベルな競走馬が集うドバイワールドカップに注目が集まりますが、ヴィクトワールピサが優勝して以来は日本馬が苦戦しているレースだけに、久々の制覇も期待できるラインナップとなっている今年は一層の注目を集めることでしょう。
パンサラッサは今年、同様に高額レースとして知られるサウジカップを、昨年のこのレースの覇者のカントリーグラマーの追撃をしのいで勝利しており、連覇阻止の1番手といえそうです。
一方で、今回は上位人気想定でマークされやすい逃げ馬だけに、主戦の吉田豊騎手としてもあくまで伏兵扱いだった前走の再現を演じるには工夫が必要かもしれません。
さらに逃げ馬としてはクラウンプライドが参戦を予定しており、逃げず控えて前走は伸びずに敗退したため、二度目の騎乗となるレーン騎手がパンサラッサにハナを譲るか、強引にでも自身で行くのか、難しい選択となりそうです。
国内上位陣だけでもどこから入るか悩ましい出走馬が揃ったドバイWCですが、未知の魅力に期待したいのが東京大賞典、川崎記念を連勝中のウシュバテソーロで、今回は馬券妙味がある1頭となりそうです。
連勝中の主戦である横山和生騎手で見たかったファンも多いかもしれませんが、乗り替わり騎乗するのもダート交流重賞で先日3連勝と結果を出している川田騎手が十分期待に応えてくれるのではないでしょうか。
記念すべき日本人騎手での日本馬のドバイワールドカップ勝利なるか、吉田豊騎手、川田騎手ともに応援したいレースですね。