クラシック戦線の牝馬部門の今年最初の重賞フェアリーステークス。荒れるレースの定番と言われるレースの1つです。過去10年9回(2008年は開催無)の馬券に絡んだ馬を見てみると、全27頭の中で10番人気以下、いわゆる二けた人気の馬がなんと8頭も絡んでいるのです。しかも1年に1頭ずつですからほぼ毎年10番人気以下の人気薄の馬が来ているのです。そりゃ今年も人気薄が来ることは確率的には高いレースなのです。
そこで今年のフェアリーSで狙いたいのが、恐らく10番人気以下になるであろうダイワドレッサーです。この馬は、前走葉牡丹賞に出走し12番人気で9着でした。牡馬相手とは言え、前走オープン出走馬や新馬、未勝利を快勝した馬よりは人気は上がらないでしょう。そうなると10番人気ぐらいになるのですが・・・
その葉牡丹賞、馬柱だけを見ると「道中4,5番手を追走しながら、直線で伸びなかった」というだけですが、レース映像を見ると、「道中4,5番手を(楽に)追走しながら、直線で(追えずに)伸びなかった」という但し書きがついてきます。
要は、不利があって脚を余したレースだったのです。ならば、今回重賞であっても牝馬限定、距離は違いますが不利もなく直線で末脚を発揮できれば、上位に食い込むチャンスは十分あるのです。
さらに言うなら、この馬のお父さんはネオユニヴァースです。ヴィクトワールピサに代表されるように、中山競馬場を得意とする種牡馬の1頭です。フェアリーSは、ネオユニヴァース産駒のダイワドレッサーを狙ってみても面白いと思いますよ!