今週末、ドバイワールドカップデーの8Rでは芝2410mのG1「ドバイシーマクラシック」が開催されます。
昨年はシャフリヤールが優勝し日本馬の力を見せつけたレースですが、今年は10頭立てで日本からは連覇を目指すシャフリヤール、昨年の年度代表馬であるイクイノックス、前走香港ヴァーズを勝ったウインマリリンのG1馬3頭に加え、海外からもブリーダーズターフを制したUAE馬のレベルスロマンス、凱旋門賞で6着と好走したイギリス馬のウエストオーバーなど少数精鋭で強い馬が集結しました。
その中でも連覇を目指すシャフリヤールに注目が集まっています。昨年のシーマクラシックを制した後は、プリンスオブウェールズで4着、日本に戻り秋の天皇賞で5着、そしてジャパンカップで2着とG1・3戦で掲示板に載る結果を残しました。
一般的な競走馬にしてみれば善戦を称えても良い内容ですがシャフリヤールにとっては未勝利に終わった不完全燃焼のシーズンと言えるため、昨年と同舞台での復活勝利を目論む当レースに一層注目が集まります。
シャフリヤールが出走したG1近5走を見るといずれもラスト1Fでのせめぎ合いの中でゴールしていますが、唯一勝利した昨年のドバイシーマクラシックでは他の馬が一瞬止まったかのように鋭く抜け出した瞬間が際立ちました。
最後の最後でユビアーに追い上げられる場面もありましたが、それでもなお勝利を確信できるほどの走りを見せた一戦でした。
メイダン競馬場との好相性を考慮するとシャフリヤールの復活に大きく期待の掛かる今回。イクイノックスの地力の高さは誰もが認めるところですが、初の海外遠征というのはネックとなりそうです。
ここはシャフリヤールに一日の長があるように思えるため連覇に期待して応援したいと思います。