【大阪杯2023予想】買うべき〝好素質の穴馬〟とは?

阪神競馬場で今週の日曜日には、G1大阪杯が開催されます。このレースは2017年からG1に昇格して7年目となります。過去6回の結果を見ると、1番人気が2勝、2番人気が1勝と人気馬がまずまずの成績を収めたものの、残りの3回は単勝オッズが22.2倍、12.2倍、58.7倍とあまり人気のない馬が勝っているため、3回ずつ相反する結果となっています。予想には吟味が必要と言えるでしょう。

今年は昨年のエリザベス女王杯を制し有馬記念でも3着に好走したジェラルディーナや、昨年の牝馬二冠馬スターズオンアースの牝馬2頭が注目されています。また、昨年のこのレースで2番人気に推されたジャックドールや前走G2を勝ったヴェルトライゼンデ、ヒシイグアス、ノースブリッジなどの好調牡馬陣も有力馬として挙げられます。

そんな中、注目すべきは5歳牝馬のマリアエレーナです。大阪杯はG1となってから牝馬が2勝、2着2回と、1番人気の馬よりも好成績を残しており、実は牝馬が強いレースなのです。牝馬が3頭出走し、その中で一番前評判は高くないマリアエレーナにもチャンスがあると思われます。

秋の天皇賞では岩田康騎手が乗っていたノースブリッジに危なくよられてあわや落馬寸前という不利がありました。また、前走の金鯱賞でも行く進路がその都度塞がれてほぼ何もできずに終わったため、これら2走は度外視していいでしょう。さらに、愛知杯3着も重馬場でトップハンデが響いてのものですから、過去3戦の結果は実力ではなく、不運が重なっただけで決して力負けではなかったのです。ここでもジェラルディーナに快勝した実力さえ発揮できれば十分に勝負になる馬と言えます。

今年の大阪杯には前評判が高い2頭の牝馬がいますが、マリアエレーナも能力を秘めている1頭であると感じます。ということで今年の大阪杯はマリアエレーナの激走に期待したいと思います。