今週日曜の中山メインレースはダート1200mで開催のリステッドレース、京葉ステークスが行われます。今週は牝馬クラシック第一弾の桜花賞がいよいよ開催ということで、中山は裏開催となっていますが、フルゲート16頭に対して17頭の登録が挙がりました。
過去5年のデータをみると、素質開花を期待して人気を背負った明け4歳馬が苦戦を強いられており、ベテラン勢に分があるレースとなっています。
また人気サイドの信頼度にも警戒しておきたい点も留意が必要で、2, 3番人気馬が連対率20%とやや安定感がなく、1番人気馬は60%と高いものの1勝2着2回と勝ちきれない方に寄っていることからも予想がかなり難しいレースといえそうです。
脚質的にこのレースに適した1頭として、ロードカナロア産駒のテイエムトッキュウを推奨します。栗東・木原厩舎の管理する5歳牡馬で今回は津村騎手と1月の初春S勝利以来のコンビとなります。
昨年までは芝短距離を中心に使ってきた馬ですが、3勝クラスに昇格した後みちのくSで1番人気13着、続く知立特別も7着と続けて大きく負けたことで頭打ちと判断されてからは、ダート転向初戦の初春Sでいきなり勝利を挙げると、オープンの千葉Sでも2着に好走と、ダートへの適性を開花させています。
注目したいのが逃げ馬の連対率で、過去5年で3勝2着1回と、目標となる逃げ馬としては珍しい驚異的な数字と言えます。前走で敗れた4歳馬のスズカコテキタイとの再戦にはなりますが、単勝に妙味がある1頭といえそうです。
ハナにはこだわらないものの2, 3番手追走で結果を残しているカルネアネーダも先々を考えたら魅力ある1頭といえそうですが、このレース鬼門といえる4歳馬だけに、上位人気馬からはテイエムトッキュウがやはり有力といえそうですね。