このメンバーなら休み明けでも十分勝ち負けが見込めるエアスピネル。休み明けだけに全く不安がないわけでもないが、このメンバー相手に大崩れする事は考えにくい。前走のマイルCSではあと一歩のところでペルシアンナイトに足元をすくわれてしまい、待望のG1制覇はならなかった。
この馬の最大目標はなんと言ってもG1タイトル。今年の春の大目標は安田記念となっており、ステップ競走であるマイラーズCでしっかり格好をつけて、大目標の安田記念に向かいたいところだろう。
前走のマイルCSで3着に入着したサングレーザーや、阪急杯2着のモズアスコットあたりが強敵となりそうだが、サングレーザーは休み明けの一戦でエアスピネルよりも1キロ重い57キロという斤量は不安材料となりそうで、モズアスコットは昨年秋ぶりのマイル戦ということで距離延長がネックとなる。
エアスピネルに関してもやはり約5ヶ月ぶりの休み明けが心配だが、得意の京都が舞台で開幕週なら、前目で競馬ができるこの馬にとって絶好の舞台となりそうだし、モズカッチャンやサングレーザーあたりは後ろからでは厳しくなる可能性が高い。
昨年同競走2着の実績を考えても、エアスピネルが中心となっていきそうな今年のマイラーズC。前走のマイルCSでは主戦の武豊騎手が怪我のためR.ムーア騎手に乗り替わったが、今回から武豊騎手に手綱が戻る。今年はこのコンビで悲願のG1制覇へ向けてぜひとも突き進んでいってもらいたい。そのためにも前哨戦となるマイラーズCで好走し、本番へ向けて弾みを付けてもらいたいところである。