12日水曜日に船橋競馬場で牝馬限定の交流重賞「マリーンC」が開催されます。昨年はかしわ記念を制するなど圧倒的な先行力を見せたショウナンナデシコが勝利しました。牝馬限定戦とはいえ、牡馬とも互角に渡り合える馬が出てくる可能性があるレースだけに、今年の勝ち馬にも注目が集まります。
勝ち馬の脚質は問わず強い馬が勝つ、というシンプルなレースともいえそうです。一昨年の勝ち馬テオレーマは後方待機策から末脚爆発で勝利しており、昨年のショウナンナデシコは2番手追走から押し切り楽勝となっています。1997年に第一回の開催が行われたマリーンカップは栗東・山内厩舎のファッションショーが勝利しました。ここはJRA所属馬から馬券検討に入るのがよさそうです。
今年の注目は栗東・野中厩舎のペルアアで、父アメリカンファラオは日本でもG1馬を輩出している種牡馬で登録頭数が少ない中でも活躍馬をだしています。また、グリムをはじめダート交流重賞に強いオーナーの所有馬でインティなどを育てた厩舎だけにダート交流重賞では人気でも馬券検討からは外せない1頭といえそうです。
今回は初のナイター、初の地方馬場、初のマイルと初モノ尽しではありますが、中央の2勝クラス・3勝クラス連勝の実績はここでは最上位。今回のメンバーの中では頭ひとつ抜けた存在と言ってよいでしょう。
ペルアアのほかにも、ここ数戦は内容がよくないものの息の長い活躍をみせたホッコータルマエ産駒のレディパグや、距離延長で巻き返しもありそうなチェイスザドリーム、地方馬のリネンファッションやサルサネイアなどが挙げられます。
軸馬には中央馬を据えつつ、相手には手広く流してみるのも手かもしれません。ヒモで組み合わせれば、JRA所属馬から買ってもまずまずの配当が狙えそうです。