【フローラS予想2018】ノーブルカリナン、前走7着も巻き返し可能

桜花賞はアーモンドアイの鬼脚がさく裂し、牝馬クラシック戦線を盛り上げてくれました。今週末は牝馬クラシック第二弾のオークスに向けてのトライアル、フローラステークスが東京競馬場で行われます。

ここ2年連続でフローラステークスの勝馬がオークスで2着となっていることからも(2016チェッキーノ、2017モズカッチャン)、やはり桜花賞組以外では一番オークスに近い路線とも言えます。

ただ、今年の出走馬を見てみると、突出した実績の馬はおらず大混戦模様。16頭のメンバー中2勝馬が6頭おり、オープンを勝っている馬は1頭もいない状態です。前走着順を見てみると、1着馬8頭、2着馬0頭、3着馬2頭、4着馬4頭、5着馬2頭、そして7着馬が1頭です。一番悪い着順でも7着で、前走を大敗したような馬がいないことも大混戦模様に拍車を掛けているようです。

そんな大混戦の出走馬の中で、オークスへの進出を期待しているのが前走着順が一番悪い7着だったノーブルカリナンです。7着と言っても重賞フラワーカップでのものですから、前走が未勝利戦や条件戦だった他メンバーと比較すれば決して悪い着順ではありません。

成績的には4戦1勝ですが、オープンのエルフィンステークスで2着に好走しています。今回の出走馬中、オープン・重賞で連に絡んだことのある馬はノーブルカリナン1頭のみ。意外に実績的には一番と言ってもいいのです。

前走のフラワーカップでは3番目に速い上り時計をマーク。先着を許した馬もノームコア、ウスベニノキミ、ファストライフと3頭出走してきておりますが、上り時計で2番目だったウスベニノキミが最内を追い上げたのに対して、ノーブルカリナンは外を回ってのものでしたから実質的な上り時計は上位だったとも言えるでしょう。

ということで、フローラステークスはノーブルカリナンが巻き返しを見せ、オークスへの切符を手にすることに期待して勝負をしたいと思います。