今年のクイーンエリザベス2世カップは香港馬VS日本馬というシンプルな構図になりました。今年のドバイ遠征では日本馬が地元勢に返り討ちにあってしまいましたが、今後の海外遠征に向けて弾みをつけてもらうべく、ここはぜひ頑張ってもらいたい一戦です。
ところが、今年は頭数こそ少ないものの、ドバイ以上に地元勢が強力かもしれません。まず、昨年の香港カップで逃げ切りで勝利しているタイムワープは、その後スチュワーズカップ10着、香港ゴールドカップ優勝、そして前走のチェアマンズトロフィーでは10着と、10着大敗が2つありますがどちらも1600mという距離、スチュワーズカップの後にゴールドカップをきっちり勝っているところからも、前走は叩き台として陣営側からしても折り込み済みの敗戦とも言えるでしょう。鞍上はともに2つのG1を勝利しているパートン騎手の継続騎乗となります。
続いて今年の香港ダービー馬・ピンハイスターも要注意です。主戦は今回も騎乗する日本でもお馴染みのモレイラ騎手ですが、ダービーではライアン・ムーア騎手も騎乗するなど陣営の期待の高さも伺えます。ここ4戦は後方待機からの末脚勝負というスタイルが確立され、破竹の4連勝中と勢いも出走馬中随一です。
ただし、レーティングを見ると最上位タイムワープの120に対してアルアインが118、ダンビュライトが116とそこまでの差はついていません。ホームでのアドバンテージなどもあるでしょうし、そもそもレーティング通りの結果になることも稀ですが、世界的なランキングを見る限りは接戦を演じてもおかしくはないでしょう。
総合的に見ると日本馬劣勢と見ていますが、今回もJRAからの販売があるため日本馬に人気の集まることがあるかもしれませんが、あくまでここはシビアに的中を目指してGWに向けて資金を増やせるように頑張りたいですね。