27日(木)に笠松競馬場で「オグリキャップ記念」が開催されます。
後に競馬界を飛び越え日本全国を巻き込むムーブメントを起こしたオグリキャップのキャリアをスタートさせた笠松競馬場の看板レースとも言えるレースで、1992年に創設され今年で32回目の開催となり、1着賞金が1200万円から2000万円に大幅増額されて行われます。
昨年圧倒的1番人気のトーセンブル騎乗で勝利した岡部誠騎手はこのレースを過去5勝しており、今年の騎乗馬にも注目が集まります。
また、1997年から2004年まではJRA所属馬との交流重賞として1着賞金4000万円と高額な設定で行われてきましたが、笠松競馬の経営難のため地方交流に格下げとなっており、今年の1着賞金増額で全国の地方競馬場の中で唯一ダートグレードレース開催がない笠松競馬場復活の起爆剤となるかも注目となっています。
馬券検討する材料としては2013年から今年までのデータになりますが、前走マーチカップ組が3頭馬券に絡んでおり、前走レースの中では優勢。マーチカップ組は1着だったロッキーブレイヴと、3着のナムラマホーホの2頭が今年は参戦しており、今年も注目しておきたいところです。
騎手では前述の岡部誠騎手が相性の良いレースとなっており、今年はタニノタビトとのコンビで参戦。笠松でも昨年の岐阜金賞を同馬とのコンビで勝利しており、年末の東海ゴールドCでも4着善戦しています。今回のメンバーなら勝ち負けになりそうな1頭です。
オッズでみると1番人気が強く、過去10年で6勝と圧倒的です。大波乱は起きづらいレースですが、あえて穴で狙うとするなら6番人気馬の成績が比較的優秀で、過去10年で3着に三度入線しており、人気薄では一番馬券に絡んでいます。人気だけで買ってみても良いかもしれません。また、馬体重でみると500kg以上の大型馬が2013年から毎年3着以内に入っている点にも注目で、当日のオッズとともに馬体重も要チェックです。
全国の地方競馬でダートグレードがないのは笠松だけという寂しい事態が続いていますが、今回の賞金アップで全国から強い馬が集結することにもなるでしょう。オグリキャップ記念のダートグレード復帰を望むファンも少なくないはずで、賞金アップとなった今年はハイレベルな一戦を期待したいところです。