今週日曜日は春の天皇賞が久しぶりに京都競馬場で開催され、JRAでのG1戦線も再開されることで注目が集まってしまうところですが、香港では第49回目となるクイーンエリザベス2世カップが開催されます。
優勝賞金が2億円超えの高額レースと頭数が集まっても良さそうなものですが、今年は7頭立てとなっており、地元の雄ロマンチックウォリアーの出走もあってか、少頭数での開催となります。
ロマンチックウォリアーはここ2戦2着続きと勝てない競馬が続いていますが、1馬身差、アタマ差と順調に差を詰めてきているだけに、地元のアドバンテージを考慮すればロマンチックウォリアーが優位なのは間違いないところでしょう。
対抗馬としてはオーストラリア遠征で力をつけてきているドバイオナーがかなりの強敵となりそうで、ヨーロッパから唯一の参戦となり、逆転ならこの馬かもしれません。
日本からは3頭が参戦を予定しており、エリザベス女王杯勝ち馬で母が3冠牝馬のジェンティルドンナという良血のモーリス産駒ジェラルディーナと、ロマンチックウォリアーとは香港カップ以来の対戦となるダノンザキッド、さらに金鯱賞勝ちから大阪杯参戦を見送っての遠征となるディープインパクト産駒のプログノーシスが参戦を予定しています。
香港の馬場への対応が未知数のジェラルディーナ、プログノーシスよりは、すでに経験済のダノンザキッドのほうが今回は分があるように思えます。
連覇がかかるロマンチックウォリアーの牙城を崩すのはハードルが高いですが、一発逆転を狙って日本馬ならダノンザキッドを推奨したいところです。