ケイアイノーテックのNHKマイルカップ勝利によって、ついに中央G1初勝利の悲願達成となった藤岡佑介騎手。前日にはステイフーリッシュで京都新聞杯を優勝し、土日のメインレースで派手なパフォーマンスを見せることができました。この2頭以外にも良績を出しており絶好調にある藤岡騎手、若手の一角から一步先んじ確固たる地位を確立するためにも今年は重要な年となってきます。

もちろん大舞台での勝利は多くの人に活躍をアピールするものとなりますが、重賞だけが競馬ではありません。期待の大物をきちんと勝ち上がらせてあげられるか、安定した成績を残せることも一流ジョッキーとして望まれる資質の一つでしょう。そこで注目したいのが東京競馬場オープン青竜ステークスに出走してくるスマハマです。

すでにオープン勝ちの実績があるため斤量は他より1kg重い57kgでの参戦となりますが、このレースの勝利にかけられる思いは本賞金加算だけではありません。ノンコノユメ、グレンツェント、サンライズソアと過去3年の勝ち馬が後に重賞を勝利している鉄板とも言える出世レースとなっています。

同コースのOPヒヤシンスSを勝利しているスマハマは少し抜けた1番人気に推されることと思いますが、出世レースにかける思いは相手陣営も当然大きく、前走・北海道2歳優駿2着で、世代上位陣とも好勝負を繰り返すフィールシュパース、無傷の2連勝中オメガパフュームなど粒が揃っています。

勝ち馬の今後からも目が離せないこのレース、今回人気の間違いないスマハマは穴党にとっても見過ごせない馬となるのではないでしょうか。