今週土曜東京10レースは芝2400mで行われる4歳以上3勝クラスの特別戦、緑風Sが開催です。昨年のジャパンCを制したヴェラアズールは昨年の同レース3着馬。一昨年の3着馬シルヴァーソニックも後にステイヤーズSやサウジのG3を勝つなど、同レースの好走馬が後のG1戦線で活躍。今後の活躍馬を多く輩出するレースとしても見逃せない一戦です。
過去5年のデータをみると、いずれも5番人気以内の馬が勝利しており、2018年のウインテンダネスや2021年のアイアンバローズなど、後に重賞でも活躍をみせる馬たちも輩出していることから、今年も今後の活躍が期待できる競走馬が出てくるか注目のレースとなっています。
2018年から2020年はハンデ戦で行われていたことからレース傾向も変わってくるかもしれませんが、1番人気馬は1勝とやや劣勢のデータとなっており、今年は想定で上位人気となりそうな川田騎手騎乗で2連勝中のエンドウノハナは少し割り引いてみてもよいかもしれません。
反対に、ここ数戦の内容は悪いものの東京コース適性の高さから推奨したいのが、兄にサンリヴァルがいるルーラーシップ産駒のワイドエンペラーです。
栗東・藤岡厩舎の管理馬で、東京芝コースでは2戦して1勝2着1回と連を外していない安定感が評価できそうです。
エンドウノハナ、戸崎騎手騎乗のホウオウエクレールが1, 2番人気となりそうなだけに、東京巧者とはいえ近走の着順の悪さもあって、4, 5番人気に落ち着きそうなのもデータ的には好材料で、今回は絶好の狙い目ではないしょうか。