1000万下から1600万下は大きな壁があるといわれます。500万下から1000万下を連勝する馬はけっこう見かけますが、3連勝でオープンまで突き進む馬は少なく、よほどの能力を持っている馬だともいえます。昨年の典型的な例がモーリスでした。モーリスはその後も連勝を続けているのでかなり稀有な例ともいえます。

今週京都競馬場で行われる山科ステークスは現級馬の有力馬に休み明けが多く、1000万条件勝ち上がりの上がり馬が人気を背負うレースになりそうですが、果たしてどうでしょうか。データは過去4年のものとなります。

まずは馬体重ですが、520キロ以上の大型馬が傑出した成績をあげています。当日まで馬体重は分かりませんが、前走510キロ以上で印が厚い馬はエイシンバッケン、ドリームドルチェの2頭。そして気になる昇級馬の成績ですが、最悪です。これまで10頭が出走し2着が1回。人気関係なくこの結果ですから、いかに現級馬が強いレースかが分かります。これに該当するのがなんと前述のエイシンバッケン、ドリームドルチェの2頭。最後に前走の競馬場ですが、京都コースとまったくコース形態が違うはずの中山競馬場出走馬がバツグンの相性をみせて3勝をあげています。この該当馬がなんとまたまたドリームドルチェ。

消しの要素が1つと買いの要素が2つ。相反するデータを持つドリームドルチェの競馬にぜひ注目してください。鞍上は関東馬ですが菱田騎手の予定です。