2016年最初のGⅠレース、川崎記念(4歳上・ダート2100m)が1月27日(水)川崎競馬場にて行われます。中央所属馬はGⅠ勝ち馬3頭を含め6頭(出走枠6頭)、地方所属馬は17頭(出走枠8頭)が出走予定です。主な出走予定馬を紹介したいと思います。
ホッコータルマエ
牡7・西浦勝一厩舎・栗東
昨年の川崎記念勝ち馬でGⅠ通算9勝の実力馬。昨年後半はGⅠレース10勝目を目指し、JBCクラシック・チャンピオンズカップ・東京大賞典へ挑んだが何れも惜敗してしまいました。しかしどのレースも敗因ははっきりしているため、見限るにはまだまだ早いと思われます。しのぎを削ったライバル、コパノリッキー(牡6・村山明厩舎・栗東)不在の今回は負けられない一戦となりそうです、
サウンドトゥルー
セ6・高木登厩舎・美浦
昨年1000万条件から勝ち星を重ね、一気にGⅠ勝ちまで登りつめたダート界の新星。昨年10月の日本テレビ盃ではホッコータルマエ、コパノリッキーを破り重賞初制覇、初のGⅠ挑戦となったJBCクラシックではコパノリッキーこそ捕まえられなかったものの、ゴール前でホッコータルマエを交わし2着に入り、チャンピオンズカップでは直線入り口で外に出すのにもたついてしまい3着止まりとなってしまったが、直線一気の末脚は切れ味をましていました。続く東京大賞典では粘りこみを図るホッコータルマエをきっちり差し切りGⅠ初制覇!勢いに乗る当馬がダート界世代交代の主役になれかどうか期待です。
カゼノコ
牡5・野中賢二厩舎・栗東
昨年の川崎記念2着馬。一昨年のジャパンダートダービー(GⅠ・3歳・大井・ダート2000m)以降勝利から遠ざかっていますが、昨年後半はみやこステークス(GⅢ・3歳上・京都・ダート1800m)、名古屋グランプリ(GⅡ・3歳上・名古屋・2500m)でそれぞれ2着・3着と復調してきています。サウンドトゥルー同様、この馬も強烈な末脚が武器となります。相手がそろった今回は苦戦を強いられる可能性もありますが、3歳時に世代トップに立った実力を見せつけてほしいと思います。
サミットストーン
牡8歳・矢野義幸厩舎・船橋
昨年の3着馬。昨年は川崎記念から東京大賞典まで果敢に交流重賞・中央競馬重賞に挑戦しつづけました。暮れの浦和記念(GⅡ・3歳上・浦和・ダート2000m)では2着に入り実力を見せつけてくれました。川崎記念以外でも2014年の東京大賞典で3着に入るなど、長く地方代表として交流重賞で活躍しているサミットストーン。ダートの世界で経験豊富な古豪があっと言わせてくれることを期待しています。
ここまで挙げた4頭以外にも実力馬揃っていて、見どころの沢山あるレースになりそうです。ホッコータルマエが王者を維持するか、新しい王者が誕生するのか、あっと驚く大波乱があるのか、発走が待ち遠しいですね。