今週日曜はいよいよ東京優駿・日本ダービーの開催となりますが、裏開催となる京都のメインレースでは先々期待がもてる馬たちも輩出している3歳限定リステッドレースの「白百合S」が行われます。
ここ2年は中京開催でしたが、今年は京都開催に戻ることもあり、改めて注目のレースといえそうです。
過去5年のデータの中でも特に京都競馬場で開催されていた2018年から2020年のデータをみると、2018年の1着馬メイショウテッコン、2着馬のサラキアは後にG1路線でも活躍をみせ、2019年の2着馬モズベッロもその後大阪杯2着などで大穴をあけるなど印象深い1頭。加えて2020年の3着馬のミスニューヨークは今年も健在で牝馬限定重賞では人気を背負うケースが多い1頭となっており、牡馬・牝馬問わず、京都競馬場で開催された年の1, 2, 3着馬には注目しておきたいところです。
1勝クラスの特別戦も組まれている中、リステッドレースで2勝目を狙う陣営も多く、今年は若駒S・2着、弥生賞3着とあと一歩のところで賞金加算ができなかったワンダイレクトが上位レベルの馬たちと互角に渡り合ってきている点で1強といえる構図となっており、対抗としてはモーリス産駒の2勝馬アイスグリーンが、重馬場も響いたスプリングSでの10着大敗以来の参戦を予定しており、この2頭が有力といえそうです。
特にワンダイレクトはオーナーに勢いがあり、NHKマイルカップで久しぶりのG1制覇となったシャンパンカラーと同じ青山洋一氏という魅力もあります。
また2度めの騎乗となる藤岡祐介騎手にとっては、これまでルメール、デムーロ騎手で結果が出ていたワンダイレクトで前走の皐月賞を14番人気とはいえ15着と大敗を喫しているだけに、再度巡ってきたチャンスはしっかりとモノにしたい一戦と言えそうですね。