今週水曜日には今年で69回を迎える東京ダービーが大井競馬場で開催されます。東京大賞典とともに大井競馬場で行われる歴史あるレースとなっており、南関東クラシックの2冠目の位置づけとなっています。
現役の騎手では吉原騎手、本橋騎手、左海騎手がそれぞれ2勝しており、現在は中央競馬に移籍している戸崎圭太騎手が4勝を挙げ最多となっています。
また、大井のレジェンドといわれる的場文男騎手が勝てないレースとしても知られており、2着がこれまで10回となっていますが、あと一歩が遠い存在となっており、残念ながら今年は騎乗もありません。
1着賞金5000万円と地方レースとして非常に高額が組まれているレースですが、来年からはJRAでダート路線が整備されることもあり、中央馬との交流戦として3歳ダート3冠競走の2冠目として開催されることもあり、地方馬のみでの開催は今年で最後となります。
ここ2年は12番人気馬が連に絡むなど波乱が続いており、特に2021年には1番人気馬アランバローズが勝利しているものの、2着には12番人気ギャルダル、3着には10番人気ブライトフラッグが入るなど人気馬の取捨が難しいレースといえそうです。
今年の上位人気馬では中央にも参戦し善戦していたヒーローコールが森騎手騎乗で期待がかかります。
波乱の多いレースということもあり、不発はあるもののハマったときの末脚が魅力のディープスカイ産駒のサベージは今回注目したい1頭といえます。
前走の羽田盃では人気を下回る3着に敗れはしたものの、道中は最後方追走から末脚を伸ばしており、騎乗する石崎俊騎手も今回で4度目の騎乗となるだけに、仕掛けどころも含め、期するものがあるのではないでしょうか。