2歳重賞競走の拡充でクラシックの本賞金争いが熾烈に。

今まではオープン競争だったレースが重賞に格上げされたり、新設重賞を作るなど、2歳の重賞競走がかなり拡充されています。数年前と比べても2歳重賞はかなり増えていることがわかります。

サウジアラビアRCやアルテミスSなどは新設重賞。京都2歳SやホープフルSは、重賞に格上げとなりました。こうなってくると、今まではオープン競走で1着しか本賞金加算ができなかったのが、重賞に関して言うと、2着まで本賞金加算ができるようになりました。これは非常に大きな意味を持ちます。僅か100万円賞金が足らずクラシックに出走出来なかった有力馬が過去にもたくさんいました。

大抵、強い馬は王道のローテーションを組んできます。本賞金が足りない有力馬は騎乗ミスだったり、不利を受けたり、出遅れたりと持ってないのです。運の強い馬なら、ゲートはロケットスタート、折り合いは完璧。直線不利なしと、何もケチはつきません。こういう馬は持っています。その為本番のクラシック競走では100%の力を発揮します。強い馬は持っています。ダービーは昔から最も運がある馬が勝つと言われているのが、全てを物語っています。2歳の重賞競走拡充でどのような事があるのか?またJRAは予測していたのかを書きましょう。

本賞金の下限が上昇

先ず。賞金が例年より各馬持っているので出走最低ラインの本賞金が上がった。そうすると自然とメンバーも厚くなり競馬ファンも馬券を買ってくれる。しかし、昨年の皐月賞はなんとフルゲート割れ。なかなか、JRAの思ったようにはいきません。陣営も登録しておけば良かった・・・最早、後の祭りです。

ローテーションの選択肢の増加

2歳戦で本賞金加算がしやすくなったので強引なローテーションを取らなくてもよくなります。基本的にトライアルレースは1勝馬が今までは多かったですが、2歳重賞競走の拡充でレースによっては1勝馬は全て除外になるレースもあります。よりハイレベルなクラシック競走を演出する為の言わば前菜みたいなものです。