【兵庫ダービー2023予想】過去10年で4勝を挙げる好データとは?

今週水曜日には園田競馬場で三冠競走の第2戦、兵庫ダービーが開催されます。

兵庫競馬の歴史をみると、園田では1930年から競馬が開催されており長くアングロアラブ競馬を専門として行われてきましたが、1999年にサラブレッドの2歳馬が導入されました。2000年には当初は園田ダービーの名で第一回ダービーが開催されましたが、ダービーウイークが始まった2006年以降は現在の兵庫ダービーに改名されました。

園田競馬場のダート1870mで行われるレースですが、園田のコースは1周1051mと現存する地方競馬ではもっとも小さい競馬場となっています。1870mは2コーナーポケットからスタートしてコーナーを6回まわるタイトなコース形態となっており、ゴールまでの直線が213mと短いため、直線一気の追い込みは厳しく、勝負どころとなる3コーナー手前から一気にレースが動きます。平坦なイメージがある地方競馬ですが、向正面から3コーナーにかけては高低差約1.2mの上り坂となっており、小回りかつ高低差があるコース設定は、乗り方ひとつで伏兵の台頭がある難しいレースと言えるでしょう。

その特異とも言えるコース形態から地元の騎手が優位なのは間違いないでしょうが、2017年以降は毎年違う騎手が勝利しているレース傾向からも、あえて遠征組からトゥザグローリー産駒のグロリアドーロに騎乗する金沢所属の吉原騎手、またビーチパトロール産駒のビキニボーイに騎乗する高知の赤岡騎手に注目です。

グロリアドーロは前走3着、ビキニボーイは前走1着からの参戦となっており、勢いのある中での参戦という点も強調材料といえます。

その他には過去10年のレースデータをみると、5枠に入った馬が4勝と勝率が高いだけに、軸馬選定で迷った際は5枠に入った馬から入る、というのも悪くない選択肢といえるかもしれません。