【天保山ステークス2023予想】人気薄も要警戒のレース、狙い目の穴馬とは?

今週の阪神競馬は日曜日に開催される宝塚記念にどうしても注目が集まってしまいますが、土曜阪神メインに組まれているダート1400mのオープンレース「天保山S」も先々が楽しみな馬たちの参戦が多く見込まれており、注目したいところです。

過去5年のデータをみると、2019年の勝ち馬ヴェンジェンス、2020年の2着馬レッドルゼル、昨年の勝ち馬ケイアイドリーが、その後重賞戦線、G1戦線で活躍を見せており、勝ち馬のみならず馬券圏内に入っている馬たちのその後にも注意しておきたいレースとなっています。

過去5年3着以内に必ず1番人気馬が絡んでいることもあり、3連単、3連複ともに1番人気馬は欠かせないところとなっています。

今年の想定馬では阪神ダート3勝2着1回と相性のいいパイロ産駒のディアノイア、美浦・手塚厩舎の管理馬で阪神遠征かつ川田騎手を確保しており勝負がかりと思われるヘニーヒューズ産駒のレッドゲイル、さらに重賞勝利で勢いに乗る西村騎手が騎乗するキズナ産駒のオーヴァーネクサスも阪神コース4勝と得意にしており、混戦模様となっています。

二桁人気馬は過去5年で勝利こそないものの馬券圏内に3回入っているため、軸馬は堅めにしても、相手には人気薄も想定しておきたいところ。

そこで楽に逃げたら思わぬ大駆けもありそうなワイルドワンダー産駒のワルツフォーランは人気薄想定でも馬券のヒモには入れたい1頭です。

前走こそバテて9着敗退となっていますが、前々走の千葉Sではしぶとく2番手から粘って8番人気3着、3勝クラス卒業も10番人気逃げ切りと、侮れない1頭といえそうです。

阪神コースは1戦1勝、さらに2か月の休み明けも1戦1勝と、狙うなら今回といえるローテとなっています。敗れた近2戦は1200m戦で、3走前の播磨Sは今回と同じ阪神の1400mを逃げ切って快勝しており、同じ舞台で巻き返しを狙います。

実績を考えればここは伏兵的な立場での参戦は濃厚。妙味も十分ある狙い目の1頭として、ぜひ覚えておきたいところです。