【安田記念2018予想】4歳牝馬リスグラシューが、ウオッカ以来9年ぶりの牝馬勝利へ!

春のマイル王決定戦である安田記念が3日に東京競馬場で行われます。出走頭数16頭と昨年のフルゲートと比べると少し減ったものの、G1馬7頭と錚々たるメンバーが揃いました。

マイル王の座を掴むべく集まったと言いたいところですが、ここで訂正です。マイル王ではなく、正しくはマイル女王と言った方がよいでしょう。

ということで、今回の安田記念で注目しているのは4歳牝馬の「リスグラシュー」です。リスグラシューは、これまで3勝しかしていませんし、G1馬でもありません。しかし、まだ記憶の新しい前走ヴィクトリアマイルでは2着に入着し、3歳時は桜花賞と秋華賞で2着、そして2歳時に阪神ジュベナイリフィリーズで2着と、実に4回もG1・2着の実績があり、ほぼG1馬と言ってもいいレベルの牝馬です。

今回の安田記念では牡馬の強力マイラーが集まってくるため、東京新聞杯で牡馬相手に勝利してはいるものの、通用するか疑問視されているようです。

それでも、リスグラシューなら何の心配もないでしょう。そもそも牝馬と言えば切れ味と言うイメージがありますし、この安田記念はこれまで結構牝馬が勝利してきたレースでもあります。直近だともう9年前となってしまうのですが、2008年2009年とあのウオッカが連勝していますし、1994年にノースフライト、1991年にダイイチルビーが勝利しています。過去30年で3頭のみなので少ないように思うでしょうが、この3頭ともに現在の馬齢で考えるといずれも4歳時に安田記念を勝利している共通点があるのです。奇しくもリスグラシューは、4歳牝馬と言うことで安田記念で勝利するなら今年しかないのです。

ただ、当時と比べると他の馬達の力は、今年のメンバーの方が上と思うほど、かなり強力なメンバーが揃ったという印象。前走大阪杯を勝利したスワーヴリチャード、昨年のマイルチャンピオンシップを勝利し前走大阪杯で2着に好走しているペルシアンナイト、前走読売マイラーズカップで1分31秒3の京都コースレコードで快勝したサングレーザー、そのマイラーズカップで2着のフランケル産駒のモズアスコット、一昨年のドバイターフを勝ったリアルスティール、昨年一昨年とスプリンターズステークスを連覇し昨年の安田記念でも3着と好走しているレッドファルクスと、素晴らしい実績馬が揃っています。

しかし、東京競馬場のマイル戦ということに絞って考えると重賞を2勝しているのはリスグラシュー唯一頭しかいません。それ以外にも前走のヴィクトリアマイルで2着があるように、東京競馬場のマイル実績ではリスグラシューはNo1なのです。

他の牡馬達も確かに強いですが、東京のマイルなら私の方が上よ!とリスグラシュー自身
思っていることでしょう。ということで、今回の安田記念は4歳牝馬リスグラシューが、ウオッカ以来9年ぶりの牝馬勝利を飾ってくれるのでは?と思っています。