宝塚記念も終わり、中央競馬のG1は秋のスプリンターズSまでお休みとなりますが、今週水曜日には大井競馬場でダート2000mのJpn1・帝王賞が行われます。
上半期のダート頂上決戦と位置づけられており、1995年にダート交流重賞となってからは、地方馬ではアブクマポーロ、メイセイオペラ、アジュディミツオー、フリオーソなどが勝利しましたが、2011年以降は中央馬の勝利が続いています。2020年には中央から移籍したノンコノユメが10番人気2着と猛追しており、今年こそ中央馬の牙城を崩せるか注目の一戦です。
ここ5年は1番人気が勝利しておらず、このレースで勝利した経験のあるメイショウハリオ、テーオーケインズ、さらに海外経験豊富なクラウンプライドやダート重賞連勝中のプロミストウォリアなどが参戦を予定しており、実績馬、上がり馬の参戦で当日まで1番人気馬が読めないレースとなりそうです。
中央馬が高い壁となって立ちはだかっている中、地方馬で注目したいのはマジェスティックウォリアー産駒のライトウォーリアです。今年で6歳となりますが、東京大賞典5着など、強豪相手でも安定感ある走りを見せているのが魅力の1頭です。
先述のノンコノユメ同様この馬も元中央に所属しておりJRA時代には5勝を挙げる活躍。前走の大井記念では望んだ展開と異なり馬群で包まれてしまったものの猛追して3着と新境地も見せており、6歳にしてさらに成長している印象もあります。
中央勢ではチャンピオンズカップ勝ち馬のジュンライトボルトやジャパンダートダービー勝ち馬で大井競馬場では走りがガラっとかわるノットゥルノもおり、例年通り相手関係は楽ではありませんが、地方馬は実績に反して人気が上がってこないレースだけに、ライトウォーリアは馬券検討には加えておきたいところですね。