抜けた存在がおらず、かなり混戦模様となっているエプソムカップ。このメンバーならどの馬が来てもおかしくないが、今回注目しているのはレイホーロマンスだ。
今年1月に重賞初挑戦となった愛知杯で2着に入着し、続く中山牝馬Sで3着、前走の福島牝馬Sで5着と掲示板内は100%。牝馬重賞路線では安定した成績をここまで残している。今回のマーメイドSでも特にこれと言った強敵は見当たらず、好勝負が期待できそうだ。
福島牝馬Sを優勝したキンショーユキヒメや、同競走4着のトーセンビクトリーあたりが実績的には上であることからも、レイホーロマンスはどんなに人気になってもせいぜい3番人気がいいところだろう。当然人気がないほうが馬券を買う側に取れば配当が上がるので嬉しい。
レイホーロマンスとしては、今後の事を考えれば本賞金を加算しておきたいところ。現状の本賞金では秋の大きいレースに出走するのに青信号とは言えない。今年すでに3戦しており、このあとは放牧する可能性が高い。ここで賞金を加算してから休みに入りたいところだろう。重賞なので、2着でも本賞金加算が出来るが、やはり1着で本賞金加算をするのが1番スカッとする。
前走、福島牝馬Sでは4コーナーでゴチャついてしまい、スムーズな立ち回りができなかった。展開のアヤともいえるし、立て直してからは伸びていただけに、悲観する内容ではない。その後無理をせずマーメイドSまで待機し、丁度疲れも抜けて来た頃だろう。今週の最終追切でしっかり仕上がると思う。この状態をレース当日まで維持出来れば、スタートで出遅れでもしない限り好勝負になりそうだ。
マーメイドSはハンデ戦となるが、おそらくハンデは据え置きの54キロ。重賞で好走を続けている同馬の重賞初勝利に期待したい。