今週から開幕の中京競馬の日曜メインはサマースプリント第2戦の「CBC賞」が行われます。サマーシリーズの企画自体は悪くないものの、短期間で地域もバラバラでなので、1戦でも勝った馬が有利になりやすいシリーズ。年間を通しての企画にしてもらいたいという気持ちは個人的に有れど、やはり毎年このシリーズは楽しみ。
そんなサマースプリント第2戦のCBC賞で注目しているのは、ロードカナロア産駒の7歳牡馬サンキューユウガです。サンキューユウガは約1年の長期休養から今年の3月に復帰し、7着、5着、5着、5着と結果はでていませんし、ここは格上挑戦となります。
それでも注目しているのは、今回初重賞への出走となるこのタイミングで密かに勝負気配が感じられるからなのです。今回が初ブリンカーとなること、そして斤量がデビュー以来最軽量となる54kgで出走する点から、一変の期待は十分と感じます。長期休養を挟んだとは言っても、これまで17戦走っている中で、ブリンカーを試すタイミングは他にもあったはず。それをあえてこの初重賞CBC賞でやってみるということは、ここぞと言う時の秘密兵器だった可能性は十分。
さらに、鞍上が松山騎手で休み明けは一度もコンビを組んでいないのですが、これまでのサンキューユウガのレースに一番多く騎乗した騎手で、サンキューユウガのことは熟知しているでしょう。初ブリンカー、初最軽量斤量という勝負気配に、騎手も最もこの馬のことを知っている松山騎手に乗り替わるのは、密かにこのCBC賞で重賞制覇さえ狙っているとさえ感じられます。
ということで今年のCBC賞はブリンカーと54kgの最軽量に加えて、鞍上も強化したサンキューユウガが密かな勝負気配を活かして重賞制覇を果たしてくれることに期待したいと思います。