福島競馬の日曜メインは夏競馬の風物詩「七夕賞」が開催です。過去10年で1番人気は2勝のみ、単勝オッズが3桁の馬が3度も3着以内に入っているなど、一筋縄ではいかない難解なレースです。
今年は昨年の勝馬エヒトに加え、鳴尾記念・2着のフェーングロッテン、新潟大賞典・2着のセイウンハーデス、古豪サンレイポケットと言った重賞常連組が参戦。また、現在4連勝中のバトルボーン、3連勝のテーオーソラネルといった勢いのある馬も集まり、多種多様な出走メンバーとなっています。
その中で注目しているのは、ハービンジャー産駒の5歳牡馬カレンルシェルブルです。昨年秋に3勝クラスを勝利しオープン入りを果たした素質馬。今年は重賞2戦とリステッド2戦の計4戦を消化し、重賞は未勝利ながらもリステッド戦で1勝の結果を残しています。前走は新潟大賞典に出走し、4番人気に推されながら10着という結果でした。
今回は重賞3度目のコンビとなる斎藤新騎手とともに参戦。先週までに21勝を挙げてリーディング31位とまずまずの成績を残しています。外国のトップジョッキー達がこぞって日本に短期免許でやってきては勝ち星をかっさらっていく傾向が続いており、人気馬があまり回ってこないことを考えると立派な成績です。
先週の函館競馬でも2勝を挙げており、好調。カレンルシェルブルとはこれまで4戦コンビを組んで2勝、着外2回と相性は悪くありません。重賞でのコンビとなると中山金杯で7着、新潟大賞典で10着と2度の着外がいずれも重賞での結果となっており、三度目の正直となるかに注目です。今度こそという気持ちは強いはずです。
ということで今年の七夕賞は、カレンルシェルブルと斎藤新騎手のコンビの激走に期待したいと思います。