【アイビスSD予想2023】千直巧者コンビの激走に期待!

今週から開幕の新潟競馬場では名物重賞「アイビスサマーダッシュ」が行われます。枠順に左右されるところも大きいレースですが、やはり1000mの直線競馬への適性が最大のポイントになるでしょう。

そう考えた時に注目したいのが、4歳牝馬のロサロッサーナです。

まだ2勝クラスを走っている馬なので今回のアイビスサマーダッシュへの出走は格上挑戦となります。前走は2勝クラスで15着と大敗していますが、2走前には直線1000mの1勝クラスを押し切って快勝しており適性は十分。

今回出走するライオンボスがまさに直線1000mの申し子でしたが、この馬は初めて直線1000mのレースに使われたのが今の2勝クラスにあたる1000万クラス。その前のレースが16着と大敗していましたが、いきなり5馬身差で快勝。その後も3連勝でアイビスサマーダッシュを制し、その後も直線1000mでとにかく強さを発揮した馬でした。

スピードは若い馬の方がいいのか、7歳、8歳となった近走は得意な1000mでも大敗してしていますが、ロサロッサーナも素質は十分と言えるでしょう。

ロサロッサーナはこれまで直線1000m戦を4戦して2勝しており、未勝利戦では5馬身差快勝、そして1勝クラスでも5馬身差で快勝と強い勝ちっぷりです。あとの2戦はいずれも1番人気に推された中で、4着・18着とムラはありますが、やはり勝った時の強さは特筆もの。とくに未勝利戦を勝った時の時計が良馬場で54.8秒と優秀で、翌日に行われたオープンの韋駄天ステークスの勝ち時計が同じ54.8秒だったので、既にその時からオープンクラスと同等の時計を出しているのです。時計的には十分通用する下地があると考えて良いでしょう。

今回鞍上は津村騎手。直線1000mは得意としている騎手の一人で、5月の駿風ステークスでは7番人気のマイヨアポアを3着に持ってきており、昨年も電光特別・1着、驀進特別・1着と新潟の1000mで結果を出しています。

ということで今年のアイビスサマーダッシュは、直線1000mの申し子とも言えるロサロッサーナが、直線1000mが得意な津村騎手とのコンビで激走を果たしてくれると予想します。