【JRA小倉記念2023予想】秘めた素質開花なるか?最大の狙い目は〝この馬〟だ!

小倉競馬の日曜メインは2000mのハンデ重賞「小倉記念」が開催。夏のローカルハンデG3という難解な条件で行われる同レース。毎年頭を悩まされる一戦で、今年も混戦ムードが漂います。

そんな中で注目しているのは、ドゥラメンテ産駒の5歳セン馬・レヴェッツァです。3勝クラスの馬と言うことでハンデは53kg。おそらく人気もお手頃となるのでここは最大の狙い目と見ています。

3勝クラスでの苦戦が長く続いており、なかなか結果が出ませんが、2021年の毎日杯では5着に善戦した実績もあります。この毎日杯を勝ったのがダービー馬シャフリヤールで、2着にはダービー・4着のグレートマジシャン、3着にはクイーンエリザベス2世カップ2着、金鯱賞・1着のプログノーシスと好メンバーが揃っていました。

その後は順調に勝ち星を重ねましたが、3勝クラスがどうにも勝ちきれない状況。ついには昨年、爪の故障をきっかけに休養し、さらには去勢も行われてと、陣営も様々な工夫を施し何とか復調のきっかけを模索しています。

セン馬となってからの5戦は、一度も馬券圏内に入っていない結果に終わっていますが、今年2月の但馬Sの4着は好内容。中山記念で6着に好走した勝馬のリューベックと0秒2差で、完全に内が伸びる馬場の中、唯一外から差してきたのがレヴェッツァでした。2走前の岸和田Sでも中団追走から上がり最速の脚を使って、0秒1差の5着に善戦。あと一歩のところまでは来ており、負けつつもパフォーマンスは落ちていません。

今回は久々の重賞戦となりますが、今回のメンバーで53kgの恩恵があるならチャンスは十分。ドゥラメンテ産駒はローカル小回りに良績が集中しているデータもあり、小回り小倉のハンデ53kgというのは、むしろ好条件とも言えそうです。去勢後しばらくは力を出せない馬もおり、徐々に走り慣れてきてパフォーマンスが上がってくるタイプもいます。軽量のアドバンテージもパフォーマンスアップのきっかけとなってくれるはずです。

5歳下の半弟は今年のセレクトセールで5億2000万円(税抜き)の値をつけたコンヴィクション2の2023。潜在能力は高く、まだまだ開花してくる可能性はあるでしょう。妙味もある1頭ということで、ここは狙い目の1頭として有力視したいと思います。